スパークプラグは、車を安全に走行するのに必要不可欠なパーツです。そのスパークプラグ交換では、適切な工具を使用する必要もあります。本記事では、スパークプラグ交換や、スパークプラグ交換までのアクセスにおいて、必要とされる工具などの解説をしていきます。
スパークプラグを交換するのに必要な工具 ~その①~
スパークプラグ交換の際には、スパークプラグを外したり装着したりする為に必要な専用ツールがあります。
プラグレンチが必要
特定の車のために用意するだけの場合では、その車のスパークプラグのサイズにあったプラグレンチを購入すれば費用負担は少ないでしょう。とくにDIYで作業する方で頻繁に車を乗り換えない方の場合は、一本のプラグレンチで長くスパークプラグ交換できます。
プラグレンチには、ハウジングの太さによって種類があります。車の走行距離が多くスパークプラグ交換が多めの方で、車の乗り換えも多いような方は、車種が変わるごとにプラグレンチを購入しないとならない可能性もあります。
プラグソケットとラチェットなど
筆者が使用しているプラグソケットです。何種類かのサイズがあり、深さやソケット形状が若干違うものがあります。
ソケット形状が違うのは、プラグホールとプラグソケットが隙間なく真っすぐに入るディテールとなるための種類です(単純に使いやすさもあります)。
プラグソケットを使用する際は、別途ラチェットハンドルとエクステンションが必要となります。
はじめてDIYする方は、上記のようなセットを購入しておくと、後々の車整備などでも役立つと言えるでしょう。
スパークプラグを交換するのに必要な工具 ~その②~
スパークプラグ交換では、スパークプラグを交換をする前にエンジン上部パーツを外す必要が出てきます(外さなくて良いものもありますが、最低限イグニッションコイルの取り外しは必要です)。
メガネレンチなどを購入しておく
一般的には、エアクリーナーボックスなどを一時撤去する必要が出てきます。そのためメガネレンチなどを必要に応じて使用することになります。なお、10mmのボルトは非常に折れやすいため、まずはボックスドライバーを使って回してみることをおすすめします。
メガネレンチは、今後のことも考えてセット品を購入しておくと便利でしょう。
ドライバーセットなどが必要になるケースもある
車のパーツには、ネジを使用して止めているケースがあります。特にホースなどの場合では、バンドにプラスやマイナスネジが使用されています。ドライバーセットを購入しておくと便利でしょう。
ドライバーセットは、使いやすさもだけでなく、ドライバーサイズも重要になります。適切なサイズで使用しやすいものを購入することをおすすめします。
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「スパークプラグ交換」に必要な工具とは? ~作業時の注意点~
スパークプラグ交換する際の注意点とは、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは、スパークプラグ交換する際にやってはいけない事などを解説します。
普通のソケットは使用しない
プラグレンチやソケットには、磁石が付いていたりターミナル部を支持・保護したりされる仕組みになっています。これは、プラグホールへ安全にスパークプラグを挿入し、プラグホールのネジ山をナメないようにするためです。
一般的なソケット(ディープ)タイプを使用してしまうと、プラグホールで脱落し電極を傷めたり、適切な隙間(電極と中心電極)が崩れてしまう可能性があります。
さらにスパークプラグがプラグホールにまっすぐ入らず、ネジ山を壊してしまう可能性も高まります。普通のソケットは使用しないようにしましょう。
スパークプラグの「品番」に注意
スパークプラグを購入する際には必ず、品番が正しいものかを確認して取り付け時にも取り外したスパークプラグと見比べて、同じものであることを確認しましょう。
失敗事例として、スパークプラグの品番間違いによって正規よりも足が長いスパークプラグを取り付けてしまったことで、エンジンのピストンが傷ついたりシリンダが損傷したりして高額な修理費用になったということもあります。
車載工具にプラグレンチなどが入っていても・・・
車載工具の中に、応急のために交換などができるプラグレンチが入っている事があります。こういったプラグレンチは、応急という側面から使い方をマスターしていないとプラグの脱着に失敗してしまうことがあります。
もし使用する場合は、取扱説明書を読んで使用方法などをチェックしてから使用しましょう。なお、車載工具の中にプラグレンチが入っている場合は、車載工具の範囲内でプラグ交換できることを示唆しています。