【ジムニー】ジャッキアップポイントとジャッキアップ時の注意点

皆さんもタイヤがパンクした時などに、車をジャッキアップしなければならない時がありますよね。スズキジムニーのジャッキアップって、どうなんでしょうか?本格クロスカントリー軽自動車のジムニーのジャッキアップポイントや注意点を解説していきます。

目次

ジムニーは、他の乗用車などとジャッキアップポイントが違う

ジムニーは、一般的な軽乗用車などとはジャッキアップポイントが違います。ここでは、何故違うのかなどを説明していきます。

ジャッキアップポイントが違う理由(フレーム)

引用:スズキ ジムニー HP

一般的に近年の乗用車(軽自動車)は、モノコックボディを採用しています。モノコックボディは、車全体を箱と捉えて強度や補強が施されています。よって、サイドシルでジャッキアップするように指定されている車が多くなっています。

一方ジムニーは、歴代本格クロスカントリー軽自動車です。ラダーフレーム構造となっています。強靭なフレームの上に、箱が乗っかっている状態です。このためサイドシルを使用したジャッキアップはしません。

ジャッキアップポイントが違う理由(サスペンション)

引用:スズキ ジムニー HP

ラダーフレームの特長を最大限活かした足回りが、ジムニーに与えられています。3リンクリジットアクスル式サスペンションが搭載されています。

ストラット式、ダブルウィッシュボーン、トーション式など多種なサスペンションシステムがありますが、ジムニーは険しい道のりを楽に走破できる足回りが採用されています。

フレーム構造とサスペンションシステムによって、ジムニーには独特なジャッキアップポイントが与えられています(昔は、フレームの車が多かったので、ジムニーと同じ考えの車も沢山ありました)。

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ジムニーのジャッキアップポイント

引用:スズキ ジムニー HP

ここでは、ジムニーのジャッキアップポイントを解説していきます。ジムニージャッキアップポイントは、大きく分けて2種類あります

車載装備でジャッキアップするとき

引用:スズキ ジムニー オーナーズマニュアル

車載されているジャッキで、1輪ごとジャッキアップする場合はサスメンションアームにジャッキをかけて上げていきます。車載ジャッキの上部には穴が開いていて、サスペンションアームのジャッキアップポイントのポッチにはまるようになっています。

前世代のJB23Wジムニー説明書もチェックしましたが、ほぼ同じ場所がジャッキアップポイントに指定されています。

ガレージジャッキ(市販品)を使用するとき

市販のガレージジャッキで、前後2輪ずつ上げる場合は、リアはデフにガレージジャッキをかけてあげます。フロントは、注意が必要です。

引用:スズキ ジムニー オーナーズマニュアル

比較的フロントもデフにかける人が多いようですが、デフは中心よりもかなりづれています。デフにかけると斜めに上がるため、フロントはデフ横で上げる指定になっています。

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ジムニーをジャッキアップするときの注意点

引用:スズキ ジムニー オーナーズマニュアル

ここでは、ジムニーをジャッキアップするときの注意点などを解説します。

ジャッキアップポイントを間違えると、車が破損する

ジムニーは、ラダーフレームの上にキャビンが乗っかっている構造と先程お話ししました。ですから、もし間違ってサイドシルでジャッキアップしてしまうと、箱だけ持ち上げる事になってしまいます。最悪ボディ破損しますので、ジャッキアップポイントは間違えない方が良いでしょう。

ジムニーだけでなく、一般的な乗用車でも間違ったジャッキアップポイントを使用すれば車は破損する可能性が高まります

輪止めや滑落防止措置をしてから作業する

ジムニーは、他の乗用車とは違う点がいくつかあります。一つ目は、車高が高く重心も高い車であることです。もう一つは、ホイールベースが比較的短い車です。そしてタイヤ外径は大きく重たいといえます。

輪止めや滑落防止策を施さないで作業してしまい、何らかの原因でジャッキから車が落ちると、より高い所から落ちることで大けがなどの大惨事になる可能性があります。ジムニーだけではないですが、ジャッキアップするときは安全に作業できるようにしっかりと事故防止策を施しましょう。

最後に、ジムニーは本格クロスカントリーモデルです。そのため他の乗用車などとは構造が違います。初めてジャッキアップする際などは、一度取扱説明書などを参考にしながらジャッキアップするのが良いでしょう。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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