iPhoneに「povo」のSIMを挿入して、MNPの「開通」・「電話回線の切り替え」を行ったのに、「開通できない」「圏外状態」といった症状でお困りではないでしょうか?
実は、iPhoneの利用状況によっては、通信できる状態にするには操作が必要になる場合があるのです。この操作について原因と対処法を紹介します。
【povo】iPhoneでMNP開通を行っても開通しないときの原因と対処法 ~症状~
本記事では、povoへMNP転入時にiPhoneで手続きを行っても開通できないときの原因と対処法について解説します。はじめに、この症状について詳細を解説するので自身のiPhoneで発生している症状と見比べてください。
「電話回線の切り替え」を行っても開通しない(圏外)
povoは、SIM到着(eSIM設定)後、povoのサイトや電話で「電話回線の切り替え」手続きが必要です。これは、SIMに同封されている説明書やサポートページにも記載されているので問題なく行えます。
しかし、今回の症状はこの「電話回線の切り替え」という開通手続きを行ってもiPhone上で、povoを使った通信を行えず、「圏外」という表示になってしまうという症状です。時間が経っても症状は改善しません。
「iPhoneはSIM挿入でOK」という説明
povoの公式の説明では、iPhoneの場合は「電話回線の切り替え」を行うだけで、AndroidのようなAPN(ネットワーク)設定は不要と案内されています。
そのため、本来であれば「電話回線の切り替え」手続きを行えば、開通手続きは完了するはずです。
【povo】iPhoneでMNP開通を行っても開通しないときの原因と対処法 ~原因~
前項目では、本記事で紹介している現象について紹介しました。続いて、なぜこのような現象が発生しているのか、考えられる原因について解説します。
開通処理に時間がかかっている
もし、この現象が「電話回線の切り替え」手続きを行って間もない頃(手続き後30分以内)に発生している場合には、povo側の開通手続きがまだ完了していない可能性があります。
そのため、開通手続きを行った後は30分~60分程度は待機してみましょう。また、待機後には一度iPhoneを再起動しましょう。
MNP前の設定(プロファイル)が残っている
UQモバイルなどからMNPでpovoへ転入した環境でこの現象が発生している場合、MNP前の契約でiPhoneに設定されていた、プロファイル設定(APN)が残っている可能性があります。
通常、iPhoneではpovoのSIMでネットワーク設定(APN)は自動設定されますが、古い設定が残っている場合、その設定が優先されてしまいpovoの設定がiPhone側に利用されない状況になってしまいます。
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【povo】iPhoneでMNP開通を行っても開通しないときの原因と対処法 ~対処法~
povoでiPhoneからのMNPの開通手続きを行っても、開通できない原因として古いプロファイル設定がiPhoneに残っていることを紹介しました。次は、この場合の対処方法を解説します。
旧プロファイルの削除
古いプロファイル設定がiPhoneに残っている場合、povoのSIMを挿入してもそのプロファイル設定が優先されてしまい、通信できない・圏外状態になります。そのため、古いプロファイル設定を削除する必要があります。
削除は、iPhoneの「設定」から行います。
設定を表示したら「一般」を選択します。
続いて、「プロファイル」を選択します。ただし、古いプロファイル設定が残っている場合にのみ、この項目は表示されます。
表示された、構成プロファイルを選択します。
「プロファイルを削除」を選択します。
iPhoneのロックパスワードを入力します。
「削除」をタップします。
これで、古いプロファイル設定が削除されてpovoのネットワーク設定によって通信が行える状態(開通状態)になります。
SIM開通手続き
povoでは「電話回線の切り替え」(開通手続き)を行った後には、SIM開通手続きと呼ばれる電話による導通テストが必要です。電話アプリから「111」にコールして通信テストを行います。これで、povoのiPhoneでの開通は完了です。