車のバッテリーは、定期的に交換する必要があるパーツです。また、自分で交換できるパーツの一つでもあります。では、バッテリー交換を自分で行うのに、どのような工具が必要なのでしょうか?本記事では、バッテリー交換に必要な工具などについて解説します。
車の「バッテリー交換」を自分で行うのに必要な工具を解説 ~必須工具~
ここでは、バッテリー交換に必要な工具を、取り外すパーツ別に紹介していきます。
バッテリーストッパーを外すのには?
バッテリーには、バッテリーを固定するストッパー(ブラケット)が付いています。このパートでは、国産車のほとんどが8㎜のナットか10㎜のナットで止まっているケースが多いでしょう。
ストッパーのナットを緩めるためには、ディープソケットとエクステンションバーとラチェットが一番作業しやすいです。
メガネ等でも作業できるのですが、近くにプラスターミナルがあるので、場合によってはショートしやすくなります。ショートを避けるために、ある程度の距離をとって作業する方式が安心でしょう。
10mmのボックスドライバーも便利です。
バッテリーターミナルを外すには?
国産車用のバッテリーターミナルを外す場合では、10㎜のナットから14㎜までのナットでターミナルを止めているケースが多いと考えます。
一般的には10㎜が多いと思いますが、バッテリーサイズが大きい場合や専用ターミナルを使用している場合などでは、12㎜や14㎜といったサイズもあります。
上記のようなショートタイプのレンチを使用したり、板ラチェットを使用すると作業しやすいでしょう。
メモリーバックアップ電源取得ツールは現台車では必須
昔の車とは違い、最近の車は色々な電装品が取り付けられています。バッテリー交換しただけで、いろいろな物がリセットされてしまったり、イモビライザー機能などを設定しなおす必要があります。
こういった再設定をしなくて済むようにすることのできるメモリーバックアップ電源取得ツールは、便利ツールではなく必須ツールとなっているといえます。
車の「バッテリー交換」を自分で行うのに必要な工具を解説 ~便利工具~
ここでは、自分でバッテリー交換する際にとても便利だなと思うツールを紹介していきます。
バッテリーキャリアは便利でラク!
バッテリーは、すごく重いアイテムの一つです。そして、そのバッテリーを落としてしまうと、車が傷ついたりバッテリーが割れて液が漏れたりしてしまい、後処理が大変になります。
バッテリーには、持ち手が付いているものもあるのですが、そうでないバッテリーも多く存在します。こういったときに、簡単に持ち上げられるツールが便利だと考えます。
バッテリーターミナルブラシを使用して接点長持ち
新品バッテリーのターミナルは、ツルツルしていてすごく滑らかになっています。これをターミナルブラシで少し傷つけてあげることで、密着を良くしてあげることが可能になります。
また、プラス・マイナスの端子を掃除してあげることで、電気の流れを効率よくする効果もあります。
[PR]車検の予約は楽天Car車検!楽天ポイントゲット!
車の「バッテリー交換」を自分で行うのに必要な工具を解説 ~ポイント~
車のバッテリー交換を自分で行うときのポイントなどについて解説します。
バッテリー交換を自分で行う時はショートに注意する
バッテリーには、プラスとマイナスがあります。そして、プラス側に通電物質(鉄)が触れると、ショートしてしまいます。
ショートさせてしまうと、バッテリーの寿命を短くするだけでなく、車の電装品に悪影響を及ぼすことも少なくありません。絶対にショートは避けるようにしましょう。
バッテリーは思ったよりも重たいのでケガや車破損しないように注意
軽自動車用のバッテリー(34B19Lや40B19L)でも8㎏から9㎏ほどあります。乗用車用の中でも大き目の85D26Lなどでは、20㎏ほどになります。
バッテリーはかなり重たいパーツになります。無理に持ち上げようとして、足に落としてケガにつながることもあり得ます。まずは、ケガをしないように作業することが一番大切でしょう。