しばらくエンジンを掛けずに駐車していたら、全くエンジンがかからなくなったと相談が入りました。セルも回らない状況でしたので、まずはジャンプして動くようにしました。本記事では、ハイゼットのバッテリーが完全放電してしまい、バッテリー交換した話をします。
【ハイゼット】バッテリーが完全放電!? ~症状は?~
まずは、バッテリーがどのような状態かを検査してみます。
ジャンプしないとエンジンがかからず、時間経過でセルも反応しない
とにかく駐車場から車を動かす必要があったので、救援車でジャンプすることにしました。検査診断が出来る場所に移動して、丸一日置いておきました。
すると、一日でセルも回らない状況になっていました。
再度エンジンをジャンプして、オルタネーターの発電量を計ると正規な発電をしていました。
PC-3000で検査充電するも・・・
とりあえず、あまりお金を掛けたくないというユーザーのために、バッテリーが復活しないか、メンテナンス充電することにしました。
チェックが始まり、電圧が2.4Vと表示されます。凄く嫌な予感です。しばらく待っていると、エラーコードが出てきて、バッテリー寿命と判明しました。
【ハイゼット】バッテリーが完全放電!? ~バッテリー交換手順~
ここでは、ハイゼットのバッテリーを交換しながら、交換手順を解説します。
助手席側にバッテリーがある
ハイゼットは、助手席側シート下にバッテリーがインストールされています。まずは、助手席シートを持ち上げて場所を確認します。工具が入りづらい場所にインストールされているのがわかります。
ターミナルなどを外して軍手で覆う
まずは、マイナスターミナルを外します。外したら使い古しで構わないので、端子を軍手で覆います。
次にプラス端子を外します。プラス端子も軍手で覆います。色々試したのですが、軍手が一番手っ取り早く安心です。
そしてバッテリー固定金具を外してしまいます。とにかくバッテリー端子にボディが触れないように注意しましょう。
古いバッテリーを外す
古いバッテリーを抜き取ります。軽自動車のバッテリーは8㎏位です。非常に軽いバッテリーですが、女性は注意して持ち上げましょう。
新しいバッテリーを付ける
後は、新しいバッテリーを外した時と逆の手順で取り付けて終了です。
- バッテリー固定金具を仮付けします
- プラス端子を取り付けます
- マイナス端子を取り付けます
- バッテリー固定金具を締め付けて完了です
さて、エンジンを掛けてみます。
無事エンジンがかかりました。一日置いてエンジンを始動してみて、問題なくエンジンがかかったので修理終了とします。
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【ハイゼット】バッテリーが完全放電!? ~ポイント~
ハイゼットのバッテリー交換でのポイントを解説します。
バッテリーは適合サイズを使用しましょう
今回付いていた完全放電のバッテリーは、40B19Lでした。ハイゼットのバッテリー適合を検索すると、44B20Lでした。少なくとも性能の低いものが、搭載されていたことがわかります。
バッテリー交換するときは、少なくとも適合しているバッテリーを搭載するようにしましょう。
バッテリーは、適合品より小さいサイズ、性能ランクの低いものは避け、ワンランク上の性能のものを取り付けると安心でしょう。良かれと思って、何ランクも上のものを取り付けるとオルタネーターに負担がかかります。注意しましょう。
比較的狭い場所にあるので+端子の接触に注意
ハイゼットのバッテリーは、比較的狭い場所に設置されています。バッテリーのプラス端子をボディなど鉄部に接触させないように細心の注意を払いましょう。