エンジンオイル添加剤の1つに、「MT-10」という商品があります。これは、主にトヨタディーラーなどで推奨しているオイル添加剤です。では、オイル添加剤「MT-10」は必要なものなのでしょうか?ここでは、筆者が調査したメリット・デメリットなどを解説してみます。
オイル添加剤「MT-10」は必要か? ~MT-10とは?~
「MT‐10」というオイル添加剤は、どのような物なのでしょうか?
主にトヨタディーラーが薦めているオイル添加剤
「MT‐10」というオイル添加剤は、トヨタディーラーを中心に推奨販売されている商品です。トヨタは、ハイブリッドモデルが多いメーカーです。どうやら「MT‐10」は、このハイブリッドシステムに重宝する添加剤でもあるようです。
エイスインターナショナルトレード株式会社という会社で販売
会社名:エイスインターナショナルトレード株式会社
引用:エイスインターナショナルトレード株式会社 会社概要
設立:2002年9月
資本金:3,000万円
代表取締役社長:重松 雄一
事業概要:メタルトリートメント・液状結露防止材・液状騒音低減材・メンテナンスオイルなどの輸入販売
所在地:〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目3番13号 東京建物日本橋ビル6階
TEL:03-6262-7881
FAX:03-6262-7882
「MT-10」は、金属表面改質剤と言われるエンジン稼働部の摩擦抵抗を減らすタイプのオイル添加剤です。ナノオニオンライクカーボンという業界初のカーボン素材のナノ成分が配合されています。
オイル添加剤「MT-10」は必要か? ~メリット~
オイル添加剤「MT-10」には、どの様なメリットがあるのでしょうか?
ハイブリッド車・アイドリングストップ車で効果を発揮!
同添加剤が、どうしてトヨタで推奨されていうのかというと、ハイブリッドやアイドリングストップモデルに凄く有効とされている添加剤だからです。
「MT‐10」は、ハイブリッドやアイドリングストップ車のように、エンジンのオンオフが多い車に適した添加剤の様です。
ハイブリッドやアイドリングストップ車は、エンジンが常時稼働していない分、通常エンジン車よりもエンジン内部温度の低温化が発生します。この添加剤は、低油温時でもしっかりとした被膜を形成し、エンジン劣化を防ぐ特徴があります。
口コミ調査で良いとされている点
口コミ評価の中で「良い」と評価されている点
- エンジン音が静かになった
- エンジンが軽くなった
- 明らかにパワー感がアップした
等がありました。特徴的なのは、走行距離が増加している車に入れたときの「良い」という評価が多かったことです。
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オイル添加剤「MT-10」は必要か? ~デメリット~
ここでは、オイル添加剤「MT-10」のデメリットについて解説します。
添加後20000㎞毎に添加する必要がある
「MT-10」は、一回施工すると20000㎞程は効果が持続すると説明されています。仮に5000㎞でオイル交換をしたとしても3回目のオイル交換までは効果が持続するという事です。
ただし一般的には、エンジンオイル交換だけするのに対して4回に一回は、「MT-10」を注入する必要があり、コスト面では高くつくことになります。
口コミ調査で悪いとされている点
金属表面改質剤は、塩素系というものが多いと考えます。「MT-10」でも、非塩素系という内容を口にしている方が多かったです。成分詳細が解らない事への不安がありそうです。
基本的な口コミは、効果が出たという方が多いのですが、「なんで効果があるの?」とふと悩む方も多数いるのかなと感じます。筆者なりに、少し調べてみました。「MT‐10」には、初代物と現在販売されている「MT‐10エフィ・スーペリア」があります。
初代の在庫があるからと言って、SNグレードのオイルに添加してしまうと、オイル性質が変質してしまいトラブルが起こる可能性があります。これは、塩素系に多い現象です。
現在の「MT-10エフィ・スーペリア」は、SNグレードでの使用は大丈夫となっています。しかしながら、新旧製品どちらに対しても「オイル添加剤を入れてトラブルがあったらどうしよう」と感じちゃう方もいるのではないでしょうか。
「MT-10」は、エンジン内部の金属表面を改質・保護して摩擦抵抗を下げる添加剤です。これによりドライスタートの心配も少なくなります。
口コミ評価から判断すると、走行距離が多くなっているモデルは、使用して効果が感じやすく、新車から使用している人は、効果を感じることは少ないが、トラブル予防に一躍買ってくれそうです。
「MT-10」を入れた場合は、他の添加剤と併用することは避け「MT-10」一本で添加し続けるのが良いと思います。