フロントガラス交換!ヒビや線傷など修理と交換はどう判断するの?

フロントガラスに線ヒビの入った車がありました。こういったケースでは、ガラス交換となり、ガラスのプロに作業依頼することになります。本記事では、フロントガラスの交換方法を説明しながら、ヒビや線傷などで修理できるケースと交換になるケースについて解説します。

目次

フロントガラス交換!プロによるガラス交換手順

破損したフロントガラス

まずは、プロによるフロントガラス交換方法などを説明します。さすがプロです、20分くらいで交換してくれました。

割れたガラスを外す

シール材を剥離

プロ用ツールを使用して、ガラスについているシール剤を丁寧に剥離していきます。ガラスはすでに割れているのですが、さらに割らないように丁寧な作業をしています。

DIY用のツールも販売されています。筆者は、フロントガラスとリアガラス交換の際には、その道のプロにお任せした方が良いと考えますが、もしDIYで作業したい人がいましたら、こういったツールを購入したらと思います。

ガラスの取り外し

シール剤を剥がせたら、ガラスが外れてきます。

残ったガラス用ゴムシールなどを綺麗にはがす

残ったシール材を取り外す

ガラスの撤去が終わったら、ボディに残ったシール剤を丁寧に削ぎ落してあげます。こちらは平らに綺麗にする必要があるので、より丁寧な作業を行っています。

新しいガラスを装着する

サクションカップを使ってガラス取り付け

新しいガラスを装着する前に、ガラスを落とさないようにするためと、位置決めをしっかり行うために持ち手付の吸盤を貼ります

吸盤は、ガラスをはめ込むときに必ず使うアイテムです。DIY作業では必須アイテムだと考えます。

新しいシール材を塗布

新しいガラス専用のシール剤をボディ側とガラス面側に塗布していきます。この時シール剤の量が重要になるようです。

少なすぎると雨漏りの原因になりますし、多すぎるとはみ出し部分が多く仕上がりが悪くなります。

ガラスをしっかり押さえる

新しいガラスを位置合わせしながら装着していきます。しっかり装着出来たら、少し押さえておきます。

新しいモール取り付け

このモデルの場合は、外すと再利用できないモールが使用されていました。ガラスとボディの間に新しいモールをはめていきます

カウル復元

作業の邪魔になるガラスとボンネットの間にあるトリムを外して作業していましたので、元通りに取り付けて作業は終了です。

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フロントガラス交換!修理と交換どう判断するの?

ガラスのヒビは交換?修理?

ここでは、ガラス修理できるケースと交換しなければならないケースを解説します。

修理可能な割れやヒビとは?

一般的には、500円玉くらいの傷でガラスの淵から10㎝から20㎝離れているケースでは修理をすることが可能であるとしています。

修理できる箇所であっても、運転席の視界を著しく邪魔する場所の場合は、交換するケースもあるようです。

修理不可能なヒビや割れとは?

上記以外のケースは、ほぼガラス交換になると考えてよいでしょう。今回のように線ヒビが入り、デフロスター付近から真ん中まで線が走ってしまったケースでは、交換必須となります。

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フロントガラス交換!交換のポイントは?

ガラス交換のポイント

ここでは、フロントガラスを交換するときのポイントなどについて解説します。

純正新品・社外新品・中古品で賢く交換しよう

今回のガラス交換費用は、ガラス代と工賃を含めて42000円ほどでした。ガラスは、社外新品を使用しました。使用するガラスによって、工賃が一緒でも低額・高額の変動があります。純正の場合は、やはり金額が高いと考えます。

一方、社外純正の場合は、メーカー刻印がないだけで製品精度は純正品と同等を有しています。ネットで購入すれば、今回のモデルの場合は、1万円もしない価格で購入できます。

中古の場合は、比較的安いのですが、すでにガラスに傷が入っていることが必須です。場合によっては、補修跡があったりもします。

どのタイプのガラスを使用して交換するのかは、ユーザーの予算で決めることになりますが、社外新品を使用するのが一番費用対効果が高いと感じます。

フロントガラスの素人交換は避けた方が良い

フロントガラス交換は熟練の経験が必要になります。それは、そのモデルによってどのように貼り付けるのかなどをミリ単位で調整しなければならないからです。

DIYでも可能なツールなども販売されていますが、失敗すると凄く面倒な作業となります。さらに一度失敗すると、交換用ガラスなどが再使用できなくなるケースも出てきます。

筆者的には、フロントガラス交換する場合はその道のプロに任せた方が安心だと考えます。もしDIY作業をしたい方は、作業する前に失敗しない方法を何度もシミュレーションした方が良いでしょう。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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