点検していたら、MH23SワゴンRのブレーキパッドが減っていることに気が付きました。ブレーキパーツは、すごく重要なパートです。本記事では、ワゴンRのブレーキパッドをDIY交換しながら、交換時のポイントだけでなく、重要保安部品であるお話もしていきます。
【ワゴンR MH23S】「ブレーキパッド」交換方法! ~交換手順1~
まずは、ブレーキパッド交換をDIYで行っていきます。ここでは、手順①としてお話しします。
ブレーキキャリパーのスライドピンボルトを緩めてキャリパーを上げる
ブレーキキャリパーのスライドピンの下側ボルトを抜き、上側は緩めてあげます。するとキャリパーが持ち上がります。
ブレーキパッドを取り外すして「1枚ずつ」作業
キャリパーが持ち上がれば、このワゴンRのブレーキパッドが見えてきます。一枚ずつ取り外して、古いパッドの状態などをチェックし、新しいパッドを取り付けていきます。
この作業は、一気に進めず、一枚ずつ作業するのがDIYの鉄則です。パッドのディテールがインアウトで違うケースもあるので、しっかり確認しながら作業しましょう。
【ワゴンR MH23S】「ブレーキパッド」交換方法! ~交換手順2~
それでは、手順②として新品パッド交換後のキャリパー関連の点検などを含めた説明をします。
キャリパーピストンを元の位置に戻す
まずは、上記のようなツールをしようして、出過ぎたキャリパーピストンを元に戻しておきます。これは、ピストンの稼働チェックにもなります。なお、この際リザーバータンクからブレーキフルードが溢れないように注意しながら作業します。
新しいブレーキパッドを装着してキャリパーを固定する
新しいパッドをしっかりと取り付けていきます。パッドの裏側には、パッドグリスも塗布しておきましょう。
パッドを装着して、しっかり組み込まれているかなどをチェックします。しっかり挟まっていないとトラブルの原因になります。
またキャリパーを左右に動かして、スライドピンが稼働するかを確認しましょう。稼働しないとパッドやローターの偏摩耗などを起こします。
各部に問題がなかったら、キャリパーを元に戻して終了です。ゆっくり作業して、確実性を上げる作業を行いましょう。それでも片側30分から40分で終了します。
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【ワゴンR MH23S】「ブレーキパッド」交換方法! ~ポイント~
重要保安部品であるブレーキパーツには、DIY作業をするにしても多くのポイントがあります。
スライドピンがしっかり稼働するか確認
スライドピンは、インアウトのパッドをしっかり稼働させるために重要なパーツです。スムーズに動くかチェックしましょう。
パッドの減り方が正常かを確認する
装着されていたブレーキパッドが、どのような減り方をしているかチェックしましょう。またローター側の異常摩耗などがないかも確認すると良いでしょう。
ローターが異常摩耗しているのに、パッド交換だけを行っても、新品のパッドが、偏摩耗してしまうので、交換の意味がないケースが多くなります。
ローターの異常摩耗が起きているケースでは、ローターとパッドの両方を交換しましょう。熟練してくると、パッドの状態を見ただけで、ローターの状態が大体わかってきます。
ブレーキグリスを適所に塗布する
ブレーキパッドの裏側には、シムという泣き防止プレートが採用されています。ここにパッドグリスを塗布してあげましょう。
ブレーキパーツは重要保安部品です
筆者は、いつも思います。ブレーキパーツや足回りパーツは、すごく重要なパーツであるという点です。特にブレーキ関連は、問題があれば即事故などにつながります。
DIY作業が心配という方は、しっかりと作業できる人に教わるか、プロに任せる方が良いと感じます。もちろん特定整備に該当するので、記録簿の記載も必要です。