ヘッドライトのクスミを何とかしたいと相談が入りました。どうやらガン一式をどこかで借りているようです。最近のヘッドライトは樹脂でできているので、クスミが出やすいといえます。本記事では、DIYでヘッドライトクリア塗装を行い、ポイントなども解説します。
【タントL385S】ヘッドライトをDIYでクリア塗装 ~ヘッドライト脱着~
まずは、作業できるようにヘッドライトを外していきます。
タントL385Sのヘッドライトはバンパーを外す必要がある
L385Sのヘッドライトは、バンパーを外さないと脱着できない仕組みになっています。バンパーサイド側とフロント側でねじ止めが行われています。バンパーを外さないでヘッドライトを外そうとすると、ヘッドライトが破損します。注意しましょう。
ネジとクリップで止まっている
ヘッドライトは、クリップと10㎜のネジで止まっています。これを外せば、ヘッドライトは簡単に外せるでしょう。ヘッドライトを外す前に、バルブのカプラーなどをしっかり外しておくと良いです。
【タントL385S】ヘッドライトをDIYでクリア塗装 ~塗装作業~
DIYでクリア塗装していきます。複雑な手順ではないのですが、落ち着いてしっかり作業することが重要でしょう。
古いクリア層を落としていく
純正ヘッドライトには、クリア塗装が施されています。クリア層の膜があるといった感じです。このクリア層を落としてしまいます。800番くらいのペーパーでクリア層を落とし、1500番や2000番で滑らかにしておきます。
クリア層を落としたヘッドライトと落としていないヘッドライトです。少し怖いのですが、白くなっている位で問題ないと考えます。
クリア塗装を施す
今回は、タントのユーザーがコンプレッサーとホース、ガンを一式工場から借りていました。せっかくですので、ガンを使って塗装します。もちろんスプレー缶でも作業できますが、その場合は注意点があると考えます。後述します。
クリア塗装は、1回吹いて10分乾かします。これを3回ほど繰り返します。3回塗装すれば基本的に綺麗な仕上がりとなるはずです。
クリアは、3回以上塗装してもあまり意味がないと考えます。1回目は、ササっと吹いて終わらせます。2回目から多めに吹いていきます。これがポイントだと感じます。
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【タントL385S】ヘッドライトをDIYでクリア塗装 ~ポイント~
ここでは、タントL385Sのヘッドライトクリア塗装でのポイントを解説します。
古いクリア層をしっかり落とさないと仕上がりが悪い
タントだけではないのですが、古いクリア層はしっかり除去することが大切です。クリア層が残っていると、仕上がりが極端に悪くなるからです。少し怖いかもしれませんが白くなるまで削りましょう。
心配な場合は、水をかけてみると解りやすいかと思います。水をかけた時のクリアな状態くらいまでは、塗装で復元できるからです。
スプレー缶のクリアを使うときはミストに注意
今回は、コンプレッサーとガンでクリア塗装しましたが、スプレー缶でも塗装は可能です。その時注意してほしいのが、スプレーを出しながらヘッドライトを塗装していくことです。ヘッドライトの所でスプレーするとミストが飛ぶ確率が高まります。
タントL385Sはバンパーを外さないとヘッドライトを外せない
L385Sのタントは、バンパーを外さないと確実にヘッドライトを破損させてしまいます。特にサイド側で止まっているネジは、バンパーステーと共用になっています。これが破損すると、バンパーも破損する可能性があります。注意しましょう。