継続車検は、一般的な車の場合は2年に一回だと思います。もちろん商用車などのケースでは、年一回という車もあります。筆者の車も丁度二年が経過しようとしてました。本記事では、法定24か月点検の内容や費用などのアレコレについて解説してみます。
【車検】「法定24か月点検」~どんな点検内容?~
そもそも24か月点検とは、どのような内容で、やらないと罰則などはあるものなのでしょうか?
法定24ヶ月点検でチェックするのは56項目分ある!
法定24か月点検には、エンジンや補器類、駆動系、排気系など多くの点検項目があります。56項目の点検項目があり、点検して良好なのか、分解清掃や交換を行ったのかなどを記載する事になっています。
法定24か月点検をしないと?「車や罰則は?」
法定点検は、道路運送車両法で定められている事項です。車の使用者は、12か月点検と24か月点検を定期的に行わなければならないとされています。点検は義務となっています。義務となってはいるのですが、じつは法定24か月点検を行わなくても罰則はないというのが現状です。
【車検】「法定24か月点検」 ~点検風景を一部紹介~
ここでは、実際に筆者所有車でおこなった24か月点検の一部を紹介していきます。
ブレーキパーツは重要な部分
今回は、ブレーキフルード交換を行いました。ブレーキフルードは湿気に弱く、水分を吸収する性質があるため、定期交換するのが良いでしょう。
ラジエター液の状態や濃度なども見る
ラジエター液は、HとLの間にあるか確認し、汚れ具合もチェックしていきます。交換時期でもなく、量も汚れも問題なかったので、今回は交換していません。
エンジンオイル漏れやパワステフルードなども点検
電動パワステでない、油圧式のパワステが装備されています。こちらも漏れや汚れ、量のチェックなどを行っています。
タイヤの状態や空気圧なども見る
タイヤの状態や空気圧などのチェックを行っています。筆者所有車のタイヤは、エクストラロード規格のため高めの空気圧に設定されています。今回は、4輪の空気圧のズレを補正しています。
OBD検査も必要になっている
最近になって必要とされているのが、OBD検査です。筆者の車は古いのですが、OBDが付いています。OBD2が主流の中で、OBDとなっています。ただこの装備が付いている車は、基本的に点検しなければならないことになっています。
OBD2の場合は、スキャンツールで読み込んで異常の有無などを確認すればよいのですが、OBDの場合はそれができません。端子間をつなぐことで、エンジンチェックランプが点灯します。
点灯回数を確認しながら異常がないかをチェックします。この車の場合は、0505のサインが出れば異常なしです。0505になりましたので異常なしとなりました。
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【車検】「法定24か月点検」 ~点検費用と整備費用~
ここでは、点検費用と整備費用などについて解説します。
法定24か月点検の費用はどのくらい?
法定24か月点検の費用は、15000円から25000円位(国産車)が多い気がします。ディーラーなどによっては、40000円位というところもあるようですが、一般的な整備工場では、30000円となると高いかなと筆者は感じちゃいます。
見つかった時の整備は別途掛かるのが普通
法定24か月点検は、あくまでも56項目の点検内容に対して、問題がないかそれとも問題があるのかという点検です。問題がある場合は、調整などで済む場合と部品交換になる場合があると思います。
調整程度でしたら、点検費用の中に組み入れてくれる業者も多いと思うのですが、部品交換などになると、別途部品代のほか工賃がかかります。法定24か月点検の中で、なんでも賄えるわけではない点に注意しましょう。