段差を超えたときに、「ガチャ」という異音がするとのことでした。普通に走行できているときは異音がしない様です。本記事では、異音の種類別での原因や、不具合症状が出ているレガシィのFアッパーマウント交換方法、注意点などについて解説してみます。
【スバル レガシィ】ショック周辺から異音発生!?~異音原因は?~
ショック周辺から異音がする場合は、どの様な原因があるのでしょうか?音の種類などから異音をある程度特定できます。
段差などで「キュキュ」異音のケース
段差などで、比較的大きな音で「キュキュ」というケースは、金属と金属が触れある音がしていると考えます。
こういったときは、サスペンションとショックなどから異音がしているケースが多いといえます。
比較的小さな「キュキュ・コトコト」という音は、スタビライザーブッシュが欠損してしまい、鉄と鉄が触れている可能性があります。またハンドル操作時の場合は、タイロッドエンド破損の可能性があります。
段差などで「ガチャ」・「ギシギシ」異音のケース
「ガチャ」と段差などで大きな異音がする場合は、アッパーマウントなどに不具合が出ているケースがあるでしょう。
小さめに「ガチャ」というケースでは、スタビライザーリンクなどが故障している可能性があります。「コトコト」という異音では、サスペンションシステムのゴムブッシュが千切れていたり、機能してなかったりし、金属が干渉しているケースが多いのではないでしょうか?
今回は、まさしく「大きなガチャ」という感じでした。サスペンション周りを調査していくと、アッパーマウントが怪しい状況でした。
【スバル レガシィ】ショック周辺から異音発生!?~アッパーマウント交換~
ここでは、レガシィのアッパーマウント交換をDIYで行ってみます。
ショックを外す手順は?
アッパーマウントのボルトが三カ所取り付けてあります。こちらを取り除き、一個だけ仮付けしておきます。仮付けしておくのは、ショックを外すときに、不用意に落としてしまわないためです。
スバル車には、純正でキャンパーボルトが採用されているモデルが多いです。特にスポーツ高グレードモデルには、殆ど採用されています。最初にアイマークを付けて、取り付けする際に解らなくならないようにしましょう。
ブレーキホースとABSセンサーの12㎜ボルトを外します。
ショックとナックルを取り付けている19㎜のボルトを外します。かなり固く締まっているので、インパクトがあると便利です。
これでストラット(ショックセット)は、取り外せました。
アッパーマウント交換手順は?
アッパーマウントを交換する際には、ストラットを分解する必要があります。分解するには、スプリングコンプレッサーが必需品です。必ず用意しましょう。
スプリングコンプレッサーでスプリングを縮めて、アッパーマウントのセンターボルトを外せば、ストラットを分解できます。
ショックは、ビルシュタイン製でした。念のためショックがヘタっていないか確認します。特に問題ないようです。
逆の手順でアッパーマウントを取り付けし、車体にショックを取り付けたら作業終了です。作業する際は、左右片方ずつ交換すると良いでしょう。解らなくなったら、外していない方を見れば向きなどがわかります。
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【スバル レガシィ】ショック周辺から異音発生!?~ポイント~
ここでは、レガシィのアッパーマウント交換でのポイントなどについて解説します。
スバルでは純正で偏心ボルトが採用されている
スバルモデルには、純正で偏心ボルトが採用されているモデルが多いです。アイマークなどをしっかり付けて作業するのが良いでしょう。
アッパーマウント交換では周辺パーツを全部交換が良い
アッパーマウント交換と言っても、アッパーマウントだけ交換するというのはあまり良くないと感じます。出来るだけアッパーマウントに関わるパーツは、全て交換するのが良いでしょう。
ショック交換でのポイント集
- 重たいショックは落とさないように注意
- アッパーマウントボルトは、一か所仮止めに
- 偏心ボルトは、アイマークで取り付け時の目安に
- スプリングコンプレッサーはしっかりした商品を用意
- アッパーマウント周辺パーツをすべて交換が良い
- 足回りを外した時はアライメント調整してもらいましょう。