カローラの「エアクリーナーエレメント」の交換方法について解説します。14系のカローラフィルダーやカローラアクシオのメンテナンスを行う際の参考にしてください。なお、その他車種についても似たような方法で交換が可能です。
【カローラ】「エアクリーナーエレメント」交換方法・交換時期 ~車種~
今回、エアクリーナーエレメントの交換を行う車を紹介します。
14系カローラフィールダー
118,000kmほど走行した、14系のカローラフィルダーのエアクリーナーエレメントを交換します。前回、エアクリーナーエレメントを交換してから70,000km以上無交換で使用されている車です。
交換時期
トヨタの一般的な車種のエアクリーナーエレメントの推奨交換時期は50,000km毎となっています。そのため、今回のカローラフィルダーはかなり推奨交換時期を超過している車となります。
なお、シビアコンディション(過酷な環境下での使用、短時間の走行を繰り返すショートトリップなども含む)で使用されている車の場合は、25,000km毎とされています。
役割・交換しないと
エアクリーナーエレメントには、エンジンに吸入される空気を浄化する役割があります。エンジンが快調に動作するためには、きれいな空気が必要です。エアクリーナーエレメントには目に見えないレベルの、空気中のゴミやホコリをキャッチして空気をろ過する役目があるのです。
このエアクリーナーエレメントを交換しないと徐々にフィルターが目詰まりしていき、エンジンに十分な空気を吸入できなくなってしまいます。その結果、エンジンに余分な負荷がかかってしまい燃費が悪化したり、出力が落ちたりしてしまいます。
【カローラ】「エアクリーナーエレメント」交換方法・交換時期 ~作業~
14系カローラのエアクリーナーエレメントの交換方法はかなり簡単です。なお、トヨタ車については一般的な乗用車は他社と比較してもかなり簡単にエアクリーナーエレメントを交換することができるので、DIYとして自分で交換や清掃も行えます。
準備
まずは新しいクリーンエアフィルターを準備しましょう。今回はトヨタディーラーでも一般的に交換部品として使用されている、トヨタモビリティパーツのタクティブランドのエアクリーナーエレメントを使用します。品番は「V9112-0060」です。
タクティブランドの部品は「トヨタ純正」とはされていないものの、トヨタのグループ企業が商品の補給を行っており「純正社外品」として、トヨタ系ディーラーでも消耗品交換時にかなりの高頻度で使用されています。
古いエアクリーナーエレメント取り外し
まずは古いエアクリーナーエレメントを取り外します。エアクリーナーケースのクリップを外します。
クリップは2箇所あります。
クリップを外したら、エアクリーナーケースの蓋を持ち上げて古いエアクリーナーエレメントを取り出します。
取り外した、古いエアクリーナーエレメントと新品のエアクリーナーエレメントを比較してみます。
裏表どちらもかなり汚れているのがわかります。
新しいエアクリーナーエレメント取り付け
新しいエアクリーナーエレメントを取り付けます。向きに注意して、新しいエアクリーナーエレメントを入れます。
確実にクリップを2箇所ロックして完了です。
あれだけ汚れていたエアクリーナーエレメントを交換すると、エンジン始動時の回転数からも負荷がかかっていたことがわかります。
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【カローラ】「エアクリーナーエレメント」交換方法・交換時期 ~注意点~
カローラのエアクリーナーエレメントを交換するときの注意点を解説します。
エアクリーナーエレメントの向き
エアクリーナーエレメントには裏表以外にも向きがあります。正しい向きでエアクリーナーケースに入れなければいけません。このエアクリーナーエレメントの場合、エアクリーナーケースとエアクリーナーに凸凹があり、これが合う向きで装着します。
クリップ・ホース
初心者がやってしまいがちなミスが、必要なクリップの外し忘れやつけ忘れです。また、車種によっては、エアクリーナーケースの蓋を持ち上げた際に一緒についているホース類が抜けてしまう場合もあります。
慣れていない方は、作業前の写真を取っておいて作業後に見比べるなどの対策を行うことをおすすめします。