オイルは、エンジン内部の潤滑、密封、防錆、洗浄、冷却などに非常に重要な油脂です。人によっては、オイル以外にオイル添加剤を使用している事もあります。本記事では、エンジンオイルに添加剤は必要なのかというお話をメリット・デメリット双方から検証してみます。
エンジンオイルに添加剤は必要?~効果とメリット~
エンジンオイルに添加剤は必要なのでしょうか?ここでは、添加剤の効果とメリットについて検証してみます。
エンジンオイルの性能を高める効果がある
エンジンオイル添加剤は、オイル性能を高める性質があります。オイルは、徐々に劣化していきます。劣化を遅くしたり、性能ダウンを遅らせたりしてくれます。
エンジンオイルでは出来ない保護を行う効果がある
オイル添加剤の種類は、効果の違う色々な種類があります。
現在主流になっているのは、添加剤によってエンジン内部、特にピストン内の抵抗を減らすものや、エンジンオイル経路内の汚れなどを分解中和してくれるものなどがあり、エンジンオイルではなかなか難しい部分を担っています。
エンジン状態に併せたチョイスで状態に合わせた効果がある
エンジンオイル添加剤は、下記のようなメリットがあります。
- 添加時によって、可動部の摩擦抵抗を減らす
- 添加剤によって、エンジン内部を洗浄する
- 添加剤によって、ゴムシールなどを復元する
- 添加剤によって、オイル漏れを防止する
- 添加剤によって、密閉度を高める
効果が、単品であったり複数であったりする商品が多いといえます。
エンジンオイルに添加剤は必要? ~デメリット~
エンジンオイルに添加剤を使用するデメリットはあるのでしょうか?
対象外エンジンがある
添加剤によっては、4サイクルガソリンのみに使用出来る物から、ガソリン・ディーゼル両方に使用できるもの、ロータリーエンジンにも使用できるものなどがあります。
逆をいうと、使用できないエンジンがあるケースも多いと考えます。例えば、2サイクルガソリンエンジンには使用できないなどです。
製品によっては効果の期待できない添加剤もある
一口に添加剤と言っても、一回の注入で1000円前後のものもあれば、10000円以上するものまであります。高ければ効果が高いのかと言えばそうとも言えず、注入したがあまり効果が感じられなかったという人も多いのが現状です。
新車購入した時から、ずっと添加剤を使用している方は、エンジン故障予防の観点が強く、新車時から添加しているため効果を感じづらいといえます。一方エンジンの調子が下がってきてから使用した場合は、効果が感じられたケースも多いです。
エンジンオイル以外に添加剤の費用も掛かる
添加剤を入れるということは、エンジンオイル以外に添加剤の費用がかかるという事になります。添加剤は、オイル交換で効果が消滅する商品と、交換しても1~2万キロほど効果が持続する商品等があります。
どちらの添加剤にしても、エンジンオイル以外の費用が掛かることになります。費用対効果をどう捉えるかで価値観が変わる部分です。
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エンジンオイルに添加剤は必要? ~注意点~
エンジンオイルに添加剤を使用する際には、注意点などがあるのでしょうか?
オイル添加剤は種類の違うものを混ぜると逆効果に
エンジンオイル添加剤の効果が感じられなかったとしても、さらに違うブランド商品をそのまま併用することは、基本的にしないのが鉄則です。
添加剤の種類が違うことで、エンジン内部で競合してしまい、悪い方向に改質してしまう可能性があるからです。
添加剤を入れてもオイル劣化は起きている
添加剤を入れれば、劣化したオイルが長期間劣化しないと思っている方も多いようです。エンジンオイルが劣化するように、オイル添加剤も使用していけば劣化していきます。定期添加が必要だと思います。
オイル添加剤剤は、費用対効果が難しい商品です。使用する場合は、色々な方の意見や結果報告を確認してから使用すると失敗が少ないでしょう。