黒樹脂パーツが、白化してしまった車がありました。たまたま頂いた「ポリマーコート」剤が有ったので、早速施工してみました。手早く綺麗になる同剤は、普段のメンテナンスに最適だと感じました。本記事では、ポリマーコートで黒樹脂を復活させる方法などを解説します。
黒樹脂パーツはどうして白化するの?
まずは、黒樹脂パーツがどうして白化するのかという点を説明していきます。
白化は経年劣化が原因の大半
黒樹脂パーツは、他の外板パーツなどとは違い未塗装となっています。そのため塗装済みパーツよりもパーツ代が安い反面、塗装済みパーツよりも劣化速度が早いといえます。
黒樹脂パーツは、太陽光による紫外線や熱によって劣化していき、PP素材の結合分子が徐々に悪くなってしまい、目に見えない亀裂が入ることで白化していきます。
白化を防ぐにはどうしたら良いの?
白化を防ぐには、どうしたら良いのでしょうか?
- 黒樹脂部分を外板と同じように塗装してしまう。
- 黒樹脂部分を普段から綺麗にしコート剤などで保護する
- 青空駐車ではなく、車庫付きの駐車場にとめる
上記は一例ですが、黒樹脂部分は塗装パーツとは違い、とにかく劣化すると考えて養生するのが一番良いと考えます。
白化した黒樹脂パーツをポリマーコート
白化した黒樹脂パーツの車が、たまたま身近にありました。折角なので綺麗に黒樹脂部分が復活しないか試してみました。
汚れている黒樹脂部分を綺麗に洗浄する
白化した黒樹脂パーツを綺麗に清掃し、出来れば2000番〜3000番位のペーパーで研磨してあげます。時間がなければ研磨しなくても大丈夫ですが、出来るだけ滑らかにした方が仕上がりが良いです。
ポリマーコートを塗布しながら布で磨く
今回使用したポリマーコートは、北海道の会社が製造している物でした。
参考
山王ケミカル株式会社
〒007-0868 北海道札幌市東区伏古8条4丁目2-1
電話:011-783-6771
業務用のポリマーコートです。あまりインターネットショップサイトに掲載されていない様なので、少しだけ紹介しました。
綺麗なウエスに少量ポリマーコートを塗布して、あとは丁寧に黒樹脂部分を吹き上げていくだけです。
黒樹脂部分は、車の外側で案外多く使われています。
- サイドミラー
- ドアヒンジ
- フロントガーニッシュ
- リアガーニッシュ
- マッドガード
- ドアモール
などです。こういった黒樹脂パーツであれば、ポリマーコートは簡単に施工できます。
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白化した黒樹脂パーツをポリマーコート【注意点】
簡単施工のポリマーコートですが、黒樹脂パーツに施工する際はどの様な点に注意すれば良いでしょうか?
ポリマーコートは綺麗になるが持続性は低い
筆者は、ポリマー系のコーティング剤を何度か使用したことがあります。ポリマーコート剤は、塗るだけで簡単に施工できるのですが、少し持続性に欠けると感じます。
数回雨に当たたり日光で乾かされると、白化が発生し始めるので、白化を防ぐために頻繁に施工した記憶があります。
山王ケミカルのポリマーコートがどのくらい持続性があるのかは「?」ですが、もし持続性があればとても良い商品と感じます。
【専用】黒樹脂復活剤は6か月ほど持続する
黒樹脂復活剤は、ホームセンターやカー量販店、ネットショップなどで販売されています。こういった商品は、施工手順が少し複雑ですが、一度施工すれば6か月くらいは白化を防げます。
白化が防げるということは、車が古ぼけて見えるのを防いでくれます。折角綺麗に車を維持しても、黒樹脂部分が白化していると、かなり車が古く劣化しているように見えてしまいます。
大事にしている愛車であれば、こういった黒樹脂パーツにも気を配ると良いのではないでしょうか!