オイルが漏れ漏れ!?タペットカバー&パッキン交換

ある日、エンジンオイル交換しようとドレンプラグに手を掛けたら、汚いエンジンオイルがべっとり手につく状態でした。慌ててチェックしたら、どうやらタペットカバー付近からオイルが漏れ漏れという結果に。本記事では、タペットカバー&パッキン交換などについて解説します。

目次

オイルが漏れ漏れ!?どこから???

オイル漏れしているエンジン

ここでは、オイル漏れがどこから発生しているのかや、漏れ方によってはエンジンが悲惨になる事などについて解説します。

オイルが漏れ漏れ!?原因特定が難しい

筆者のエンジンは、ディーゼルです。しかもエンジンタペットカバー上部には色々なものが設置されています。

また下から除いても、セルモーターや噴射ポンプ、インマニなど多数のパーツが多くどこから漏れているのか非常に解りづらい状況でした。

こういったときは、漏れが確認できる所よりも上か同じ高さ付近のところから漏れていると診断するのが良いと思います。解りやすい車であれば、「ここから!」とわかるのですが、そうでない車種も多いと考えます。

オイルが漏れ漏れ!?漏れている場所によっては悲惨な状況に

タペットカバーからオイルが漏っていて、オイルパンに滴るということは、上から下までオイルが垂れているということになります。

エンジン壁面だけでなくホースやその他のパーツにもオイルがかかってしまい、清掃作業がかなり苦労することも考えられます。筆者の場合は、セルモーターがオイルでべったりとなっていました。

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オイルが漏れ漏れ!?タペットカバー&パッキンを交換する

タペットカバーとパッキン

ここでは、オイル漏れを起こしていると診断したタペットカバーやパッキン交換をしてみます。

タペットカバーを外すのに邪魔なパーツを全て取り除く

タペットカバーアクセスまでの部品を外す

まずは、タペットカバーを外すのに邪魔なインタークーラーやインマニ関係のパーツを全て外していきます。

樹脂製タペットカバー

このモデルのタペットカバーは樹脂でできています。漏れそうな予感がします。

タペットカバーからの漏れ状況を確認します

タペットカバーからの漏れ状況

タペットカバーの運転席側が、オイル滲みでひどい状況になっています。しかしながらオイルパンまで漏れ漏れというには、少しオイルの漏れている量が少ない気がします。

念のため、他のところからオイルが漏れていないか調査していきます。すると、「アレ?」という状況が見えてきました。漏れている個所などは、後述します。

タペットカバー周辺を綺麗に清掃して組み付ける

エンジン内部

オイル漏れを起こしているエンジンでしたが、エンジン内部は20年以上前の車とは思えないほど綺麗で安心しました。

新品タペットカバーは、約20,000円(税込み)でした。タペットカバーパッキンは、3,500円(税込み)位でした。

今回タペットカバー本体を購入した理由は、樹脂製であったのと経年年数が多かったからです。歪みなどが発生していると、パッキン交換しても漏れが止まらないことが多いと考えました。

エンジン側を綺麗に清掃し、組み付けていきます。12本のボルトを使用していますので、真ん中側からクロスしながら外に向けて増し締めしていきます。

外したぺーつを元に戻して試験稼働させる

外したパーツを元通りに組み付けていきます。コネクターやホース類が沢山あるので、撮影などして間違いの無いように組付けましょう。その後試験稼働させ、トラブルがないかチェックしたら修理完了です。

タペットカバー以外の漏れ発見!?

デリバリーパイプのパッキン異常

燃料を送るデリバリーパイプのパッキンが一つ抜けていることがわかりました。エンジンに送り込まれているデリバリーパイプは、4箇所あります。

デリバリーパイプのパッキン修正

このすべてのパッキンをシール剤で修理してあげます(パーツ購入していなかったため)。

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オイルが漏れ漏れ!?エンジンオイルが漏れると!?

オイル漏れの注意点

エンジンオイルが漏れると、どの様な問題が起こるのでしょうか?

密閉不足の可能性や引火の可能性も

エンジンは、密閉していることで本来の力を発揮します。それなのにオイル漏れをするということは、密閉されていないという状況です。エンジンにとって良い状況とは言えないと考えます。

またオイルの漏れている場所によっては、引火の危険性も高まります。例えばエキゾーストマニホールドにオイルが垂れると火災の可能性があがります。

漏れ方によってはエンジン破損も

エンジンオイルの漏れる量が、500㎞位で200cc以上となると、3,000㎞でオイル量が極端に減る可能性があります。軽自動車ならオイル量の半分くらいの量です。

こうなると、エンジンオイルチェックランプが点灯し、最悪の場合エンジン破損につながってしまうと思います。

車検に通らないことも

エンジンオイルがポタポタと垂れていると車検に合格できません。直さない限り車検通過できません。「見つけたとき」・「軽症なとき」にしっかり治しましょう。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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