フォグランプといえば、フロントについているランプをイメージするかもしれません。じつは、リアにも「リア」フォグランプという名称で、装備されているモデルがあります。本記事では、「リア」フォグランプの正しい使い方などについて解説してみます。
【リアフォグとは?】そもそもの目的は?
そもそもリアフォグランプって?どうして装備されているの??
「リア」フォグ最大の目的は後続車へのお知らせ
「リア」フォグランプは、悪天候(濃霧、大雨、吹雪)などの際に、「ここに自分がいますよ!」と後続車に知らせることで、未然に事故などを防ぐために装備されています。
「リア」フォグは昔からある装備
「リア」フォグランプは、最近装備されているランプではありません。とくにヨーロッパでは、1975年から装着の義務化がなされています。
日本では、装着義務化には至っておらず、1988年のプレリュードがオプションで装備したのが初めてとされています。
【リアフォグとは?】正しい使い方
「リア」フォグランプは、どの様に使うのが正しい使い方なのでしょうか?
「リア」フォグのスイッチって?
「リア」フォグランプのスイッチは、ヘッドライトスイッチ周りについている車種と、全く別の場所「インパネ類」に装備されている車種と多種多様な位置に設置しているのが現状です。
まずは所有車の「リア」フォグスイッチが、どこにあるのか確認することが重要です。またフォグランプと「リア」フォグランプのマークは、似ているので間違えないようにしましょう。
「リア」フォグは一定条件で消灯するのが現代モデル
「リア」フォグランプが標準装備されている近年のモデルでは、
- フロントフォグランプスイッチをOFFにしたとき
- ライティングスイッチを OFF にしたとき
- エンジンスイッチをLOCK(OFF)にしたとき
などの際には、「リア」フォグランプが消灯する様な設定になっています。詳しくは、取扱説明書で確認してください。またこういった設定は、法律で定められている基準に沿っています。
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【リアフォグとは?】注意点
「リア」フォグランプは、使用方法を間違えると迷惑なだけでなく危険です。
平常時でも「リア」フォグを常時点灯するのは迷惑行為
リアフォグランプは、「キリ・大雨・吹雪」などの際にも後続車が解りやすいようにしているランプです。ということは、テールランプよりもかなり明るいランプであるといえます。
昼間であっても、夜間であっても常時点灯させている車を見かけたら、かなりまぶしいと感じる後続車が多いと考えます。
むやみやたらに点灯することは、後続車の迷惑だけでなく誤認識による事故などに発展するのでやめた方が良いと思います。
また先ほどお話ししましたが、「フロント」フォグランプと「リア」フォグランプは、マークが非常に似ています。間違って点灯している方も多いと考えます。
もしメーター内インジケーターに、似たようなフォグランプマークが2つあったら一つは間違いなく「リア」フォグランプです。天候に問題ないのであれば、消灯しましょう。
「リア」フォグランプは標準装備ではないモデルが多い
近年流行っているSUVモデルには、比較的「リア」フォグランプが標準装備になってきているようです。もしくはオプション設定されていると考えます。
しかしながら現段階では、「リア」フォグランプの装備が義務化されているわけではありません。もし後から取り付けたいと思った場合には、以下の事に注意しましょう。
- リアフォグの照射光線は、他の交通を妨げない範囲
- 点灯色は赤色だけ
- 個数は1個(中心または右側)または2個(2個の場合は対称位置)
- 「リア」フォグは独立して消灯でき、ヘッドライトまたはフロントフォグと連動
- 点灯がインジケーター内にあること
「リア」フォグランプを取り付けたいと思ったときには、オプション装備などがある場合、それをチョイスするのが一番安くて早いかもしれません。