車のランプ(前側)には、ヘッドランプ、スモールランプ、ウィンカーなどがありますよね。そして忘れてはならないランプにフォグランプというのがあります。本記事では、初心者にも解りやすく、フォグランプの正しい使い方などについて解説します。
【フォグランプとは?】そもそもの目的は?
そもそもフォグランプとは、どういったときに使用する物なのでしょうか?
フォグという言葉の意味
フォグという言葉の意味(語源)は、キリ、濃霧、見えないなどの意味があります。フォグランプとは、こういった状況などの時に使用すると効果的なランプという事です。
言葉通りに使うことが大切
ここで最初に大事なお話をします。フォグランプは、言葉の意味通りキリや濃霧状況の時、雪・吹雪の時に使うことが一番大事です。
あとでもう少し詳しくお話ししますが、最近フォグランプの使い方を間違えている方が多いと考えます。フォグランプは、視界不良の時(キリ、大雨、吹雪)などの時に一時的に使うランプです。
【フォグランプとは?】フォグランプの装備内容など
フォグランプとは、どういう基準で装備されているのでしょうか??
フォグランプを設置するには複数の条件がある
フォグランプを取り付ける際には、一定の取り付け基準があります。最初から純正装備されているモデルは、この基準に合致しているのですが、フォグランプを後から取り付けようと思っている方(初心者)は、注意しましょう。
- フォグランプは、同時に三個以上点灯してはなりません
- フロントフォグランプの色は、白か黄色(淡黄色)
- フォグランプの明るさは、10000カンデラ以下
- フォグランプはスモールランプと連動していること
- フォグランプの設置は地上0.25m以上、0.8m以下でバンパー淵から0.4m以内
初心者の方が、フォグランプを何も知らずに取り付けると、車検に通らない可能性が高まります。注意しましょう。
フォグランプのスイッチって?どこにあるの?
フォグランプが純正で装備されている場合は、上記画像のようにライト点灯スイッチの近くに設置されているケースが多いと考えます。
フォグランプが装備されている車で、使い方がわからない人は、一度取扱説明書を見て確認しましょう。
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【フォグランプとは?】注意してほしい点!
フォグランプを使う際の注意点などを解説します。
常時点灯するのはダメ!
フォグランプは、ヘッドランプよりも明るいケースが一般的です。ヘッドライトの車検基準は、6400カンデラ以上でフォグランプは10000カンデラ以下です。
フォグランプは、ヘッドライトよりも明るいといえます。そのため対向車などが見間違いをしたり勘違いをする可能性を減らすため、本来の目的以外では使用しないのが重要になります。
よくファッションのために、ヘッドライトとフォグランプを常時点灯させて走行している人がいます。これはあまりよくない事なので注意しましょう。
フォグランプだけで走行するのは違反です
たまにフォグランプが点灯しているが、ヘッドライトが点灯していないという車を見かけます。それは、フォグランプの方が明るいから気付かないというケースかもしれません。
ただこれは、道路交通法違反になります。なぜなら、「夜間は前照灯、車幅灯、尾灯その他のライトをつけなければならない」となっているからです。
通常はフォグランプのみを点灯させることはできませんが、改造などによってフォグランプのみ点灯を可能にしている不正改造車も走っています。
やはりフォグランプを常時点灯することは避け、ヘッドライトをしっかり点灯させ、必要な時だけフォグランプを点灯させるのが良いでしょう。
フォグランプは全メーカー・全車標準装備ではない
フォグランプは、全車標準装備されているランプではありません。もちろんモデル特性によって、全グレード標準装備している車種はあると思います。
ただ全ての車に装着義務があるわけではないです。その証拠に、フォグランプが装備されていなくても車検に通るからです。
フォグランプは、ある意味嗜好性の強いランプであるとも言えます。またユーザーの使用環境によって必要の有無が変わる装備でしょう。