ウォッシャー液がリア・フロント「だけ」出ない場合の対処法

皆さんもリアだけやフロントだけウォッシャー液が出なかったら、「???」となってしまうのではないでしょうか。走行中なら焦ってしまいますよね。本記事では、リア又は、フロントだけウォッシャー液が出ない時の原因や対処法を解説していきます。

目次

ウォッシャー液が、「リア・フロント」片方だけでない~原因~

リアウォッシャー

リア・フロントのどちらかだけウォッシャー液が出ない場合は、どのような原因があるのでしょうか。

リアの場合は、ウォッシャー液が配管に満たされていない可能性

リアワイパーは、フロントワイパーに比べて使用頻度が極端に少ない人が多いです。そしてリアワイパーの方が、配管に使用されているホースも長いといえます。

長期間使用しないことで、ウォッシャー液が蒸発してしまいます。リヤは距離が長い分蒸発量も多くなります。

ウォッシャ液のホースが、どこかで抜けている

ウォッシャータンク

ウォッシャー液はホースで配管されているのですが、適時ジョイントと言うプラスチックパーツが使用されています。

このジョイントが抜けて、ウォッシャー液が運ばれないと言う現象(筆者も経験あり)が起きます。このケースは、案外多いようです。また何らかの原因でホース破損と言う可能性もあります。

片方だけウォッシャー液が出ていない場合は、ポンプ故障している

国産車は、ウォッシャータンクを共有しているケースが多いのですが、ウォッシャー液を運ぶポンプは、前後別々のポンプが作動しています。

片方のスイッチでポンプ作動音がしない場合は、ウォッシャーポンプ作動不良が考えられます。

ウォッシャー液のスイッチ・ヒューズ切れ

ポンプ故障と似たような症状ですが、ポンプ作動音はしないが、ポンプ自体は正常な場合は、ウォッシャー液の電気配線ヒューズやスイッチ自体に問題があるケースが多いようです。

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ウォッシャー液が、「リア・フロント」片方だけでない ~特定・修理~

濡れたガラス

ウォッシャー液が、リアやフロント片方だけ出ない時の原因特定方法は、どのようにしたら良いでしょうか。

リアのウォッシャー液をしばらく出して出た場合

リアウォッシャー液が出ない時は、焦らず数回リアウォッシャー液スイッチを作動させましょう。数回行って出てくれれば異常ではありません。配管内のウォッシャー液が空になっていた可能性があります。

同じような症状にならないように、時々ウォッシャー液を使用してあげましょう。特にリアに多い現象です。また3〜5回作動させても出なければ他に原因があります。

スイッチを入れたら、ウォーンと作動するがウォッシャー液が出ない

ウォーンと作動するがウォッシャー液が出ないケースでは、配管経路でウォッシャー液が漏れている可能性があります。

  • ポンプ作動音がするがウォッシャー液が出ない
  • 路面にボディーから水が出ている場合
  • エンジンルームが水浸しになっている場合
  • 車内が湿っている場合(案外厄介)

上記のような場合は、配管ホースのどこかから漏れている(ジョイント部又はホース亀裂など)ので、漏れている箇所を見つけて接続しなおす、または破損部分を交換する必要があります。

スイッチを入れても、ウォーンとモーター音がしない場合

もしフロントを作動させたとき「ウォーン」と言う作動音がして、リアを作動させたとき同じような音が出なければ、リアのポンプが故障している可能性が高くなります。

もしくは、リアスイッチ配線系統(ヒューズ含む)での異常が考えられます。こういったケースでは、DIYで整備に精通していれば修理可能と思いますが、解らない場合はディーラー・民間整備工場などに修理を依頼しましょう

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ウォッシャー液が、「リア・フロント」片方だけでない場合~注意点~

ウォッシャースイッチ

ウォッシャー液が出ないことを知ってしまうと、ちょっと焦ってしまいますよね。焦らなくて済むための注意点などを解説します。

リアスイッチの場所を知らないケースもある

ウォッシャー液を作動させるスイッチの場所は、国産、外国車などで違うだけでなく、国産車の中でも違いがあります。リアワイパースイッチを知らないという方もいるのではないでしょうか

国産車の多くは、フロントワイパーを作動させる左側ディマースイッチ(ハンドル横)にリアワイパースイッチが組み込まれているケースが多いといえます。

この他、運転席コンソール付近やオーディオパネル付近に、リアワイパーのスイッチがついているモデルもあります。一度確認しておくと良いでしょう。筆者の経験では、借りた車でスイッチの場所が解らないという事が多く起きた気がします。

凍結させてしまうと、ホースジョイント・ポンプ破損する可能性が高い

ウォッシャー液は、濃度によってマイナス適応範囲が変わります。もし凍結させてしまうと、ホース・ジョイント破損だけでなく、ポンプ破損させてしまう可能性があります。注意したい点です。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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