ニュースなどで、高速道路でタイヤがバーストして事故、渋滞と言うのが報道されます。その中には、タイヤにひび割れ・亀裂を放置した結果バーストというのも少なくないです。本記事では、タイヤにひび割れ・亀裂がどのように起きて、どの位で交換が必要なのかを解説します。
タイヤにひび割れ・亀裂が発生?どうして起きるの?
そもそもタイヤにひび割れ・亀裂などはどうして発生するのでしょうか?
タイヤのひび割れ・亀裂は、紫外線の影響が一番大きい
タイヤは、ゴムで出来ています。ゴム製品は、紫外線に弱い性質があります。そのためゴム自体が、劣化を防ぐため油脂分を少しずつ放出しながら保護しています。
しかしながら強い紫外線に当たり続けたり、経年劣化によってサイドウォール部などに細かいひびや亀裂を生じさせます。タイヤは、紫外線の影響を大きく受けると考えます。
タイヤワックスもひび割れの原因に
油性のタイヤワックスを多く使用していると、タイヤのひびや亀裂が生じやすくなります。タイヤワックス成分が、より多くの紫外線を吸着させタイヤ劣化を早めるためです。
一度確認していただければと思うのですが、タイヤの内側と、外側では、常時紫外線の影響を受ける外側のひびや亀裂が多いと思います。
タイヤにひび割れ・亀裂が発生?ヒビを放置すると
タイヤにひび・亀裂が発生しているのに、それを放置するとどうなるのでしょうか?
タイヤにひび割れ・亀裂を放置すると【バーストする】
タイヤに入ったひび割れ・亀裂を放置した場合には、バーストする危険性が非常に高まります。特に暑い日の高速道路は、路面温度も上がります。そしてタイヤの空気圧も上昇するため、耐えきれなくなったタイヤがバーストします。
タイヤにひび割れ・亀裂を放置すると【事故になる】
バーストした結果、場合によっては多数を巻き込む事故に繋がってしまう可能性が高いです。運良く所有車だけのトラブルで終わればよいのですが、高速道路でバーストして他車にも損害やケガ人が出てしまう可能性もあり得ます。
バーストや事故になると、ドライバーが処罰されることも
たかがバーストと考えてしまうのは非常に危険です。もしこのバースト事故が原因で、第三者の誰かがケガした場合は、バーストの原因を作ったドライバーに刑事・行政の処罰が科せられます。勿論、民事的な賠償も発生します。
[PR]車検の予約は楽天Car車検!楽天ポイントゲット!
タイヤにひび割れ・亀裂で重大なことに成らないために【対策】
タイヤにひび割れ・亀裂を放置してしまい、重大なことに至らないためにはどのようなことを対策すれば良いのでしょうか。
日常点検を運転前に行う
日常点検は、運転前にしっかり行うようにしましょう。毎回点検するのは、大変かもしれませんが、せめて運転する前にグルっと一周点検してからスタートするのが良いと考えます。
これは、タイヤだけでなく灯火類などの割れなども確認できるからです。なるべく事故を未然に防ぐ対策を取るようにしましょう。
タイヤの空気圧をチェックするときにタイヤの状態もチェック
スタンドやカー量販店では、タイヤの空気圧が無料で行えます。またスタッフも常駐していることも多いです。
タイヤの空気圧をチェックするときに、あわせて自分でタイヤ表面などをチェックするのがベターでしょう。もしタイヤのことがわからない場合は、近くのスタッフに状態をチェックしてもらうのも良いのではないでしょうか。
ひび割れ・亀裂の発生原因は、色々あります。空気圧不足もその一つです。またタイヤの保管を外にそのまま置いている場合も紫外線の影響を受けます。タイヤにやさしい管理をするのが望ましいと考えます。
参考資料
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会では、5段階のひび割れについて、5段階目ではタイヤ交換を推奨しています。