皆さんは、車整備をしていて「もう少し楽に」・「こうできれば」と思う場面がありませんでしょうか。クイックアダプターは、あったら凄く「楽」なツールの一つです。本記事では、クイックアダプターの使用方法や役目などを解説し、より楽な整備に繋がるという点に触れてみます。
ラチェットにつけるクイックアダプターとは?【ツール紹介】
皆さんは、クイックアダプターと聞いてどのような工具を想像するでしょうか。クイックアダプターについて触れていきます。
ラチェットにクイックアダプターをつけると便利さアップ
ラチェットを使用する場合は、ネジなどにトルクがかかっている状態のときに、締め付けや緩め作業ができます。トルクがかかっていないとラチェットは空回りしてしまいます。
空回りを防ぐために、ラチェットで締め付けできる所まで、紹介するクイックアダプターを使用して回すことで楽に作業できます。
ラチェット代わりになるクイックアダプターもある【余談】
上記画像は、ラチェットの使用が難しい狭い場所や、ラチェットでの締め付けまで要らない場合に使用する手回しタイプのクイックスピンナーです。このような製品もあります。
ラチェットにクイックアダプターを付けたら!【使い方】
ラチェットにクイックアダプターをつけた場合は、どのような方法や場面で使用するものなのでしょうか。使用方法や場面などを解説します。
ラチェットでは、締め付け&緩めができない時
先程もお話ししましたが、ラチェットではトルクがかからず空回りしてしまう場面で、クイックアダプターを使用する事が多いといえます。またロングエクステンションなどを使用する場面などでは、締め付けのブレを防ぐことが可能です。
ラチェットにクイックアダプターを取り付け、エクステンションやソケットを取り付けます。そしてラチェットの緩め、締め方向を決めたら、クイックアダプターの丸い部分を回すことで締め付けや緩めが簡単にできます。
ラチェットを回すスペースがない場合
ラチェットは、短い物でも10㎝位のシャフト長があります。狭い場所だとラチェットをクネクネと回せない場面も発生します。こうなると作業にすごく時間がかかってしまいます。
こんなときにクイックアダプターがあると簡単に締め付けができてしまいます。最後に、ラチェットで既定トルクの締め付けをすればOKです。
クイックアダプター購入時の注意点
一般的なラチェットサイズは、3/8(9.5㎜角)などとなっています。クイックアダプターには、3/8のものもあれば、3/8→1/4などの変換されるタイプなど種類が多くあります。クイックアダプター購入時は、サイズを間違わないようにしましょう。
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おすすめのラチェットクイックアダプターは?【商品紹介】
おすすめのクイックアダプターは、どのメーカーでしょうか?筆者がおススメするクイックアダプター販売メーカーを紹介します!
ラチェットクイックアダプターといえば、KTCやTONEが有名
KTCでは、ある程度のセット工具にこのクイックアダプターがセットされています。それだけ使う頻度が多いという事です。老舗で信頼のあるKTC商品ですね。
筆者の周りには、TONEのクイックアダプターを持っている人が案外多かったです。それは回す部分の素材にあると考えます。アルミ素材でできている回転部分が丈夫な印象を与えるようです。
DIYならお安い商品で試すのも吉だが・・・
クイックアダプターは、有名なKTCやTONE以外でも多くのメーカーで製造されています。場合によっては安価であっても比較的しっかりした商品もあります。
DIYで試しに購入してみようと思ったときは、もし安価なものがあれば一度購入してみるのもアリだと考えます。
ただ安価な物とKTCやTONEなどの商品価格差は、数百円程度の場合が多いです。金額差を考えると、信頼できるメーカーの製品を購入するのが良いともいえます。