車のランプ類をLED化するカスタムは、発色も明るさもハロゲンより優れている分「カスタムした!」という気持ちになります。また作業するのには、さほど難しくないパーツです。本記事では、22年も前に初度登録された、初代エルグランドのテールランプ・バックランプをLED化してみます。
LED化するエルグランドと購入したLEDバルブ
LED化するエルグランドのプチ情報や購入したLEDバルブについて紹介します。
初代エルグランド E50とは?
初代エルグランドは、1997年に登場し2002年まで販売されたモデルです。マイナーチェンジ前までは、3.3Lガソリンと3.2Lディーゼルモデルがラインアップしています。
マイナーチェンジ後は、3.5Lガソリンと3.0Lディーゼルモデルへパワーユニットをアップデートさせています。
今回LED化するE50エルグランドは、1999年登録でマイナーチェンジ後のディーゼルです。エルグランドは、初代モデルのみディーゼルの設定が行われました。
すでに22年経過しているモデルということで、ある意味旧車といっても良いレベルではないでしょうか。
テール・バックランプ用LED紹介
今回、LED化するのは、テールランプとバックランプです。「ウインカーランプ」は、敢えてLED化しません。またハイマウントストップランプもハロゲンのままにしておきます。
初代エルグランドのテールランプは、コーナー側の左右2箇所とリアゲート側の左右2箇所にT20ダブルが使用されています。
同じテールランプが良いとも考えましたが、違いがあるかも知りたかったので異なるメーカーのテールランプを購入してみることにしました。
上記ネットサイトにて、T20ダブルLEDバルブとT20シングルバルブを1セットずつ購入しました。4個で、3000円位です。
こち他の商品は、ホームセンターなどでも販売しているフィリップ社製のT20ダブルです。1500円前後です。近年のLEDは、無極性が多いのですが、このバルブはまだ極性ありの商品となっています。
極性ありとは、LEDをカプラーに指した際に点灯しなければ、逆に差し替える必要があります。
エルグランドのテールランプ・バックランプLED化 ~DIY作業編~
22年前の初代エルグランドのテールランプ・バックランプのLED化をDIY作業していきます。
外側のテールランプから交換
慣れてしまえば、5分くらいで「パパッ」と交換できます。交換手順は下記で解説します。
- 左右コーナーのランプは、10㎜のソケットでネジを外します。
- ネジを外したら、テールランプをなるべく前に引き抜く方向で引っ張ります。
- テールランプが外れます。
- バルブ交換します(フィリップス製のため、極性確認して取り付け)
- テールランプを戻して、10㎜ネジを締めたら終了です。
しっかり点灯しています。
よくフルLEDという事で、ウインカーバルブもLED化する方がいると思います。ウインカーバルブ交換するときは、注意が必要です。
ハイフラ現象を引き起こす可能性があるからです。ウインカーをLED化する場合は、ハイフラ防止抵抗入り&ワーニングキャンセラー付きのLEDを購入しましょう。
リアゲート側のテールランプ・バックランプ交換
リアゲート側のテールランプとバックランプを交換します。すでにマイナス2℃近い外気温で、手がかじかみ始めました。
テールゲートのインナーカバーを外さないと、バルブ交換できません。左右についているカバーを外すと、ドライバーネジが見えます。2箇所のネジを外してしまいます。
あとは、クリップで止まっているので、破損しないように、思い切りよくインパネを引っ張ると外れます。
ここで問題発生です。真ん中のクリップが、インナーカバー側にもゲート側にも付いていません。落としたのかなと思い周りを見ましたが、落ちてもいません。
クリップ在庫がないので、この修正は後日行うこととします。
気を取り直して、テールランプとバックランプのLED化を進めていきます。
テールランプをLED化していきます。こちらは、T20ダブルを使用しています。赤に発色するLEDを取り付けました。
白のLEDを取り付ける方もいると思います。純正ハロゲンが乳白色なので、それも良いと思います。LEDの白は、6000Kとかなり白いです。場合によっては、赤いレンズを通しても、白さが出る場合があるのに気を付けましょう。
次にバックランプをLEDに交換します。こちらは、T20シングルです。近年多くのモデルが、T16を採用している部分です。やはり22年前の車と思いました。
パーツを元通りに戻し、試験点灯してみます。しっかり点灯しています(バックランプ)。
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エルグランドのテールランプ・バックランプLED化 ~注意点~
初代エルグランドは、比較的古いモデルです。そのためLED化するのは現代モデルよりもし易いといえます。それでも注意した方が良いことがあります。
ウィンカーをLED化するときは、注意が必要
ウィンカーは、消費電力の少ないLEDにすると、ハイフラ現象(ハイフラッシャー現象)が起きるケースが多くなります。
これは、ウィンカーバルブがハロゲンの場合に球切れすると起こる現象が、LEDだと切れて無くても、切れていると判断され起こる現象です。ウインカーバルブは、球切れ警告灯対応済みのLEDか抵抗を別途入れる必要があります。
ハイマウントをLEDにしないことで、警告灯点灯やゴースト現象を回避
フルLEDにテールランプバルブを交換すると、消費電力の少なさからメーター内の球切れ警告灯が点灯することがあります。ハイマウントストップランプが、ハロゲンの場合、そのまま触らない方が良いケースが多いといえます。
ハロゲン球が、消費電力を稼いでくれます。また全てのテールランプをLEDにすると、テールランプの一部がゴースト現象を起こすことがあります。これは、微弱電流にLEDが反応するためです。
こういった現象が起きた場合は、ゴースト現象を起こしているLEDに並列で抵抗を入れる必要があります。
筆者の経験では、ハイマウントをハロゲンのままにした場合、ゴースト現象が起きずらいという印象です。一度試してみる価値はあるでしょう。ゴースト現象は、LEDバルブの品質などによっても発生の有無が変わります。