整備士が一つ持っておくと重宝する「ピックアップツール」。本記事では、おすすめの「ピックアップツール」を紹介します。「ピックアップツール」の選び方・種類についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
【整備士工具】おすすめ「ピックアップツール」8選 ~選び方~
「ピックアップツール」の選び方について解説します。「ピックアップツール」は手の届かない場所に落下したボルトやクリップなどを拾うためのものですが、一言で「ピックアップツール」といっても選び方には様々なポイントがあります。
長さ
「ピックアップツール」の選び方のポイントとして、「長さ」があります。基本的に「ピックアップツール」は狭い場所に入れていくことが主ですので、エンジンルームの奥などに届く長さの「ピックアップツール」が必要となります。
しかし、長すぎる「ピックアップツール」の場合は「ピックアップツール」自体が大きくなってしまい、収納場所に困ることにもなるので自分の用途にあった長さの「ピックアップツール」を選ぶ必要があります。
形にも注目
「ピックアップツール」を選ぶ際には選び方として、「ピックアップツール」の形にも注目してみましょう。「ピックアップツール」には、「フレキシブル式」と「アンテナ式」があります。
前者の「フレキシブル式ピックアップツール」は、全体を針金のようにグニグニと曲げることができ、曲がりくねった隙間にも入れることができます。整備士の方であればキャディーに一つ入れておくと万が一のときに役立ちます。
後者の「アンテナ式ピックアップツール」は、曲げることはできませんが全体をアンテナのように収納することができ、収納時にはボールペンと同等程度のサイズに収めることができるものです。そのため、つなぎのポケットなどに入れて常備することが可能です。
機能
「ピックアップツール」の主な目的は狭い場所にあるものを拾うことですが、より便利にものを拾うためにLEDライトによる照明機能が搭載された「ピックアップツール」もあります。
そのため、「ピックアップツール」を選ぶ際には搭載されている機能についても確認してみましょう。
【整備士工具】おすすめ「ピックアップツール」8選 ~種類~
「ピックアップツール」は、どうやってものを拾うかによって2つの種類に分けることができます。「ピックアップツール」の種類について解説するので参考にしてください。
マグネット式
最もシンプルな「ピックアップツール」として、「マグネット式」があります。「マグネット式ピックアップツール」は、先端がマグネットになっており磁石の力で落下したボルトなどを回収できます。
そのため磁石にくっつかないものは回収できません。また、エンジンルーム内など至るところに金属部品がある場合には、目的のもの以外にもそれらに「ピックアップツール」がくっついてしまうことがあるので注意が必要です。
ダイレクトキャッチ式
「マグネット式」の弱点を補う「ピックアップツール」として、「ダイレクトキャッチ式」があります。「ダイレクトキャッチ式ピックアップツール」とは、「ピックアップツール」の先端から爪が出て、爪で直接落下物を挟むことで回収を行うことができます。
そのため、磁石につかないプラスチック部品の回収を行ったり、物を拾うだけでなくケーブルを掴んで手の届かない場所を通すことにも使うことができます。
実際の製品としては、「ダイレクトキャッチ式ピックアップツール」にも爪と合わせてマグネットがついており、マグネット式の機能を兼ね備えたものが多いです。
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【整備士工具】おすすめ「ピックアップツール」8選 ~おすすめ~
おすすめの「ピックアップツール」について、「フレキシブル式」と「アンテナ式」に分けて紹介します。自分の使い方にあった種類の「ピックアップツール」を選択してください。
フレキシブル式
おすすめの「フレキシブル式ピックアップツール」を紹介します。自動車整備で使う「ピックアップツール」の場合、「フレキシブル式」が様々な場面で活用できるので迷っている方にはフレキシブル式をおすすめします。
TONE「LED付ピックアップツール PT02」
ピックアップツールとして最もおすすめできるのが、有名工具メーカーTONEの「PT02」です。「PT02」はフレキシブル式で爪を使ったダイレクトキャッチを行えるほか、マグネット・LEDが搭載されている自動車整備にもってこいのピックアップツールです。
SK11「LEDピックアップツール SMB-8R」
SK11から発売されている「SMB-8R」はTONEの「PT02」と同様に、フレキシブル式で爪によるダイレクトキャッチ機能、マグネット機能、LED機能を備えています。LEDがTONEが爪の奥にあるのに対して、「SMB-8R」は先端部分の上に搭載されているので先端が太くなる代わりにより、明るく対象物を照らせます。
POPETPOP「ドレンスネーククリーナースプリング」
配管内やタンク内など非常に長さが必要な場所の物を拾いたいときには、このピックアップツールがおすすめです。非常に長さがあるためより奥までピックアップツールを入れることができます。
AP 「フレキシブルマグネット MP347」
アストロプロダクツ(AP)が発売している、「MP347」はマグネット式のフレキシブルピックアップツールです。他のフレキシブル式ピックアップツールとことなり、爪はありませんがシンプルにマグネット式のピックアップツールがほしい方におすすめです。
エンジニア「マグピック TP-35」
エンジニアが発売している「PT-35」は、マグネット式のフレキシブル式ピックアップツールです。爪やLEDはないシンプルな製品です。自動車整備以外にもサーバルームで導入作業をする方にもおすすめです。床下空調の中に落下したネジを拾うことができます。
アンテナ式
おすすめの「アンテナ式ピックアップツール」を紹介します。つなぎのポケットやバッグに入れておき、必要なときにすぐに取り出せるピックアップツールを探している方にはアンテナ式をおすすめします。
SK11「アンテナ式マグネットバー SMB-7N」
SK11が発売sている「SMB-7N」はアンテナ式のマグネット式ピックアップツールです。若干、太いものの全長が84cmあるのでエンジンルームの奥まで届くことができます。
シンワ測定「ピックアップマグネットH-2 72290」
シンワ測定のアンテナ式のマグネット式ピックアップツールです。全長64cmですが、収納時の太さが細いためペンケースの中や作業着のペン入れに入れて常備することができます。
Snap-on「マグネットピックアップツール」
Snap-onのアンテナ式、マグネット式ピックアップツールです。製造は別会社ですが、Snap-onとライセンス契約を行っており、Snap-onのロゴ入になっています。