車を財産と考える方もいると思いますし、償却物と考える人もいると思います。財産と考えている方は、比較的メンテナンスも良いと感じます。一方単なる償却物と捉えている方は、ノーメンテナンスかもしれません。本記事では、愛車と永く付き合うための内外電気系統の予防メンテナンスを解説します。
【内外電気系統】愛車と永く付き合うための予防メンテナンス術 ~内装~
愛車と永く付き合うための内装電気系統は、どの様な予防メンテナンスがあるのでしょうか。
ルームランプを定期的に交換
純正ルームランプは、多くの車でハロゲン球が採用されています。新車の場合は、数年は切れないと考えます。一方中古車購入の場合は、いつ切れるかわからないというのが実情でしょう。
新車の場合は、数年に一回交換することで光量も維持できますし、不用意な玉切れを防げます。一方中古などで購入したときは、まずすべての車内バルブを交換することをおススメします。これが予防整備の始まりです。
明るくしたい場合は、迷わずLED化
ルームランプが暗いと思っている方は、新しいハロゲンバルブに交換しても劇的な光量アップにはなりません。こういった場合は、LED球に交換するのが良いと考えます。
ナビやオーディオは綺麗にインストールする
ナビやその他の電装品を装備することがあると思います。こういったケースでは、自分の車にあった電装品を綺麗にインストールするように心がけましょう。
せっかくインストールしても傷だらけになったり、合わない物を無理やりつけたりすると内装がかえって汚くなってしまいます。注意しましょう。
ナビなどは経年経過した場合は買い換えよう
電化製品は、基本的に1年保証です。車のナビやオーディオなども基本は1年となっています。ということは、1年以降は、故障する確率も高まるということになります。
またナビなどは、古くなると地図データが更新できないものも多いです。ということは、故障や機能の関係で一定期間で買い替えることが望ましいといえます。
【内外電気系統】愛車と永く付き合うための予防メンテナンス術 ~外装~
外装電装品は、どの様に予防メンテナンスすると愛車と永く付き合えるのでしょうか?
各ランプ類は、思わぬ時に切れることから定期交換
外装に使われているバルブには、ヘッドライト(ハイ・ロー)、スモール、ウィンカー、フォグ、ブレーキ、テール、バックランプ、ナンバー灯などがあります。
こういったバルブは、一定期間使用することでいきなり切れてしまいます。しかも、知らず識らずのうちにです。新車購入して3年くらい経過していたら、ヘッドライト回り、リア回りと順番に一斉交換しておくと予防メンテナンスになるでしょう。
リア周りは、特に玉切れしていることがわからないで過ごしてしまうケースが多くなります。しかも交通違反になります。注意してほしい部分です。
ヘッドライトはなるべく明くなるように予防メンテナンスしましょう
HIDとかLEDのヘッドライトを装着してるモデルであれば、比較的明るいかもしれません。一方でヘッドライトバルブがハロゲンの場合は、かなり暗い可能性があります。 折角交換するなら、HIDやLEDなどへの交換を検討してみましょう。
ヘッドライトカバーを定期的にクリーニング
ヘッドライトカバーは、現在樹脂製が多く採用されています。そのため紫外線などの影響でこのカバーが白色化してしまったりします。白色化してしまうと、ヘッドライトがかなり暗くなります。
専用のヘッドライトクリーナーなどで綺麗に予防メンテナンスしましょう。
初期のクスミなどであれば、綺麗になると考えます。
バッテリーは車の要!定期交換で安心ドライブ
エンジンルームには、バッテリーが装着されています(ハイブリッド車などは、トランク)。バッテリーは、車の要です。
エンジンが掛からなくなってからでは予防メンテナンスになりません。一般的には、3〜4年で寿命を迎えるといわれています。バッテリーは、定期交換しましょう。
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【内外電気系統】愛車と永く付き合うための予防メンテナンス術 ~注意点~
内外の電気系統を予防メンテナンスするといっても、してはいけないこともありそうです。
メーター球やエアコンパネル球をLEDに変えるのは良し悪しがある
折角交換するからといって、メーター内のバルブやエアコンパネル内のバルブもLEDに交換するケースがあると思います。
こういった時は、注意が必要です。近年安価なLEDバルブがあるのですが、筆者の経験上こういったバルブを使用すると、高確率で6か月前後で不点灯やチラつきが起きます。
交換後即切れてしまうと、予防メンテナンスになりません。交換するときは、しっかりした商品選びが必要です。
ウィンカーをLEDに変えるときは注意が必要
ウィンカーをLEDに交換するときは、注意が必要です。巷でいうハイフラッシャー現象です。ウィンカーには、玉切れ警告が付帯しています。これは、事故防止のためです。
LEDという消費電力が少ない物を使用すると、玉切れと誤認識し、ハイフラッシャーしてしまいます。抵抗付LEDバルブにするか、抵抗を別途付ける必要があります。予防メンテナンスではなく、カスタムの領域になります。
愛車と永く付き合うための予防メンテナンス術 ~付録~
予防メンテナンスとは、故障や不具合が起きる前に交換などを行うことです。これによって、予期せぬ不具合に見舞われないようにすることも可能となります。
ある意味「無駄」ということもあるかもしれません。それは、故障してから交換すれば良いという考えの人だと思います。
本記事では、こういった「無駄」という考えを否定するわけではありません。あくまでも予防メンテナンスをすることで、「愛車と永く付き合える」・「永く付き合いたい」と思ってもらうことを目的にしています。