皆さんのLEDカスタムは、成功していますでしょうか?長寿命と言われているLEDが、思いのほか低寿命で悩んだりしていませんでしょうか?ここでは、「激安LEDってほんとうに長寿命なの?」、「バルブ交換手順は難しいの?」などを解説してみます。
激安LEDってどのような価格帯のことを言うの?
そもそも激安LEDってどのような価格帯のことを指すのでしょうか?ここでは、筆者の購入談や一般的な激安LEDの価格などを解説します。
「激安LED」筆者購入談
筆者は、5年以上も激安LEDを購入し続けてしまっています。激安(中華製!?)のLEDって、ほんとうに長寿命なのか最近「?」マークがついているボンビーライターです。
筆者は、ボンビーなため高価なLEDを購入したことがありません。その中でも効果的だなと思うLEDとそうでないLEDカスタムを最初に解説します。
- メーター球は、使用個数が多いため某ネットショップでまとめ買いをしましたが、ほぼ半年で何かの不具合(チラつき、不点灯)が起きて、やり直しで疲れて純正バルブに戻しました。→きちんとしたメーカーのを高くても選ぶべきかと。
- ルーム球は、安いLEDでも交換が大変な場所でなければ、半年で切れても仕方ないかなという印象です。ただすべてLEDに交換するとゴースト点灯(微小点灯)することがありました。
- エクステリアでは、ポジション球の場合交換しやすければ、激安LEDでも良いのかなと思います。切れているのに気づかない事に注意しましょう。
- テールランプは、激安LEDだと一年持ちませんでした。
- ヘッドライトなどのバルブには、激安LEDは使用したことがありません。流石に不安でしたので、比較的安定な激安HIDにしています。
交換が面倒な所には、しっかりとしたメーカー製LEDを使用するのが一番良いと考えます。特にメーター球は、何回もメーターを外すのが大変でした。最終的にLED化を辞めました。
一般的にどの価格帯だと激安?
取り付け場所 | 激安価格範囲 | 一般的な価格 | 高価商品 |
ヘッドライト用 | 1500円~3000円 | 3000円~7000円 | 15000円前後 |
フォグ用 | 1500円~3000円 | 3000円~7000円 | 15000円前後 |
テール&ストップ | 500円前後 | 1000円~2000円 | 3000円以上 |
ウィンカー | 500円前後 | 1000円前後 | 2000円以上 |
T10ポジション | 200円未満 | 500円前後 | 1000円前後 |
T10×31 | 100円未満 | 500円前後 | 1000円前後 |
T4.7・6.5など | 複数個500円未満 | 複数個1000円前後 | 一個1000円前後 |
少し分かりやすい表を作成してみました、筆者の主観で作成していますので、間違っているかもしれません。
ただ激安品と一般品との価格差を見ても、数倍の違いはあるものがほとんどです。高価商品だと、数倍どころではありません。ボンビー筆者には手が届きません。
激安LEDの不具合を交換して検証
実際のところ、激安LEDだと寿命なのでしょうか?ここでは、交換作業しながら検証します。
激安LEDテール&ストップランプ交換と検証
ふとテールランプを覗いた時に、「LED素子が一列光っていない」ことを発見してしまいました。まだ交換して一年弱しか経過していないのに残念です。
ただ某ネットショップで、2個499円でしたので仕方ないとも思います。この状態だと、車検に通りません。
LEDテールランプは、基本的に1素子点灯しなくても車検には通らないという代物です。激安品は、普段から自己管理しないとならないと痛切に感じた瞬間です。
それでは、テールランプ交換と検証をはじめます。
筆者所有の車は、テールランプを外すことでバルブ交換ができる仕組みです。左右に10㎜のボルトが二か所ずつ止まっているのでそれを外します。10mmのボルトはかんたんに折れるので、ボックスドライバーなどを利用して締めすぎないようにします。
クリップとストッパーで止まっているので、慎重かつ大胆にテールランプを引き抜きます。あまりコジッたりするとランプユニットが割れるので注意しましょう。
テールライトから抜き取った「テール&ブレーキランプ」を点灯させてみると、一列点かないことが確定しました。
テールランプが切れていると、後方車へ認知させる能力が下がってしまいます。とくにリアはチェックしづらい場所です。普段から注意しましょう。
「新しく取り付ける一般的な価格のLED」
筆者は、すごく悩んでいました。一層のこと純正バルブに戻すか、それとも懲りずに激安LEDを購入するかです。そんな時、知り合いの方から「メーカー品LEDで使わないのあるよ」と、天の声が聞こえてきました。
T20 ダブルLED レッドタイプ。巷では、2000円弱で購入できるようです(ボンビー筆者には高価)。
早速頂きにお邪魔しました。今回は、この商品を迷わず取り付けることにしました。またこのLEDがトラブルを抱えていた場合に備えて、純正ハロゲンに変えられるようハロゲンT20ダブルも用意しておきました。
LEDバルブを取り付け、早速点灯試験してみます。スモール点灯では、真ん中の1列が点灯します。ブレーキ作動時の点灯チェックもし取り付けてしまいます。
上記画像のように、不点灯時・スモール時、ブレーキ時、ブレーキ&スモール時、全て快調に点灯してくれてます。
LEDの特性上、微弱電流で微小点灯してしまうことがあります。この現象をゴースト点灯と呼びます。こういった不具合が発生した場合は、抵抗をつけるか、純正ハロゲンに戻すかを考えなければならないでしょう。筆者の車では、ゴースト点灯は今のところ発生していません。
激安LEDポジションランプ交換と検証
もともと純正ハロゲンから、激安LEDに交換していました(一年で2回交換済み)。激安なためか非常に格好悪いLEDだなと思っていました。
筆者所有車のポジション球は、下側のアウトサイドに付いています。フェンダーインナーカバーを外して作業します。車によっては、ボンネットを開けるだけで交換できるものもあります。
付いているLEDを外したら、やはり腐食や錆?、焼けなどが発生しています。近いうちに切れるだろうなと予想しました。
LEDって長寿命と言われているのですが、それは光を放つ素子部分のことを指しています。LEDバルブは、素子だけでなく基板や半田などで構成されています。素子が長持ちでもそれ以外の構成パーツが不出来だと、早々に寿命を迎えます。
今回取り付けるLEDは、PIAAのLEDバルブです。
筆者にしては、かなり奮発してみました。一個80円くらいの激安から、一気に10倍位の価格です。
取り付けしてみて、レンズ越しに見えるLEDバルブが、スッキリとして非常に雰囲気も良いです。
夜点灯してみると、コレは明るい!とすごく感動しました。激安LEDとの違いを凄く感じた瞬間でもありました。
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激安LEDを使用する場合の覚悟と注意点
ここでは、激安LEDを使用すると決めた時の覚悟と注意点を筆者の体験も交えて解説します。
交換しやすい所に激安LEDは使う
激安LEDを使用する場合は、即切れして直ぐに交換しなければならない可能性があるので、作業性の悪いメーターパネルやエアコンパネル部を激安LEDにするのは辞めた方が良いでしょう。
激安LEDは、寿命や光度は落ちるという覚悟が必要と考えます。実際に筆者も一年に同じ箇所を複数回交換した経験もあります。
車検など要保安基準の部分は、激安LEDは注意必須
例えば、ポジション球やテールランプなどは、点灯していないと車検に通らないだけでなく、交通違反になってしまいます。激安LEDをチョイスした場合は、日頃から点検・整備を心がけましょう。
さいごに、激安LEDは、本来持っているLEDの長寿命という恩恵を受けられない製品精度の物もあります。しかしこういったLEDを使用して、煙が出たという経験を筆者はしていません。
激安であるという事を、しっかり認識したうえで適材適所に使用するのが良いでしょう。