現在多くの方が利用しているiPhoneでは「4K」でのビデオ撮影が可能です。この点についてはご存知の方も多いですが、本当に「4K」で撮影できていますか?
実はiPhoneで4K撮影を行うには手動による設定が必要なのです。本記事ではiPhoneで「4K」を撮影するための設定方法を紹介します。
「iPhone」では「4K」撮影が可能
現在の「iPhone」ではテレビやカメラ業界では主流になっている「4K」での動画撮影が可能です。はじめに、「iPhone」の「4K」撮影機能についておさらいしておきましょう。
「iPhone6s」から対応
iPhoneでは「4K」撮影を2015年に発売した「iPhone6s」からサポートしてきました。また、その後の新作iPhone発表のたびにカメラ性能について紹介されてきたのでご存知の方も多いかと思います。
なお、「iPhone6s」で撮影できる「4K」は「4K 30fps」という動画のみですが、iPhone12では「4K 24fps/30fps/60fps」と様々な種類を選べるようになりました。「fps」については後述します。
手動で設定が必要
前述の通り、「iPhone」で「4K」撮影機能がサポートされてから既に5年が経過しています。多くの方が自身のiPhoneで撮影した動画の鮮明さに感動したかと思います。しかし、本当にその動画は「4K」でしょうか?
実は、「iPhone」で「4K」を撮影するためには手動での設定変更が必要なのです。設定を変更しなければ「1080p (フルHD) 30fps」での撮影になってしまいます。
「iPhone」で「4K」撮影を行なう方法
これから実際に「iPhone」で撮影できる動画のサイズを「4K」に設定する方法を紹介します。また、自身が利用している「iPhone」の設定を確認したい方もこの方法を参考にしてください。
「設定」から「カメラ」を開く
「iPhone」の標準カメラの設定は、「設定」アプリの中に集約されています。はじめに「設定」アプリを起動します。
「カメラ」をタップします。
「ビデオ撮影」の解像度を「4K」に変更
「ビデオ撮影」の部分に表示されている内容が現在の動画撮影時の設定です。変更するにはここをタップします。
「4K/24fps,30fps,60fps」のいずれかをタップします。これで「4K」で動画撮影が可能となりました。なお、迷った場合には容量は大きくなりますが「60fps」にしておきましょう。
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「iPhone」での「4K」撮影で知っておきたい知識
これまで「iPhone」で「4K」撮影を行うための設定方法を紹介してきました。最後に、「iPhone」で「4K」による撮影を行うにあたって知っておきたい知識について紹介します。
「fps」とは?
「4K」の設定を行う際に、「4K/○○fps」といったように「fps」という値が表示されていました。この値について紹介します。
「fps」とは動画のヌルヌル具合を表す値です。正確に説明すると1秒間に撮影するコマ数を表しています。値が大きければ大きいほどヌルヌルと動く動画になります。
画質の差
「1080p」と「4K」で気になるのは画質の差です。実際に「1080p」と「4K」で撮影した映像の一部を拡大して比較してみましょう。
「4K」では細かい標識部分がくっきりと記録されているのがわかります。