ダイハツ クーのエンジンから、「異音がする」という相談を受けました。これまでは、異音は出てなかったようです。本記事では、エンジンオイル交換時に、異音がしている車にSOD1を投入してみて、どの様な効果があるのか否かというお話をしてみます。
オイル添加剤SOD1を投入!【投入車の状況など】
ここでは、ダイハツ クーの現状などについて解説します。
オイル添加剤SOD1を投入するダイハツ「クー」という車について
- 平成22年のダイハツ クーです。
- 走行距離は、104,500㎞ほどとなっています。
「ダイハツ クー」というよりも「トヨタ bB」と言われた方が解りやすいかもしれません。つい先日車検を取るまでは、特に異音が気にならなかったのですが、最近になって「カタカタという異音が気になるようになった」とのことでした。
この車は、奥様が普段乗っているらしく、年間走行距離も6000㎞〜8000㎞前後の様です。年間二回ほどのオイル交換をしているとのことでした。
ダイハツエンジンの異音が発生するメカニズムは?
10年くらい前のダイハツエンジンでは、フリクションロスを目的にバルブスプリングを柔らかめに作ったことで、バルブにカーボンが溜まりやすく異音が出る車が多いと聞いています。
またこちらは軽自動車に多いとのことですが、ピストンとシリンダーの隙間が広いことで、冷えているときに音がカタカタとなり、暖まると静かになるという車あるようです。どちらの故障にしても数万円という金額ではないと感じます。
オイル添加剤SOD1を投入!【投入する前に】
SOD1は、基本的に専門に取り扱っているプロの方による施工が薦められています。それだけエンジンは、車にとって最重要な部分でもあります。
とにかくしっかりとSOD1の取扱い説明書を読む
まずはしっかりとSOD1の添加前説明と添加方法を読みましょう。間違えた投入方法は、エンジン故障になるやもしれません。
SOD1添加の際は、エンジンオイル総量に併せて添加する点が注意点です。例えば4Lのオイル総量であれば、3.6Lのエンジンオイルに400㏄(10%)のSOD1添加になります。
SOD1の効果とは?(エンジン編)
- エンジン音の減少
- ドライスタートの予防
- パワーアップ(圧縮圧力適正化)
- 燃費改善
- 排気ガス中のCO/HC 低下
- 白煙・黒煙の減少
- オイル滲み改善
SOD1投入によって、上記のような効果があるとメーカーで公開していました。この添加剤は、遅効性タイプの添加剤のようです。走行しながらエンジン内部の汚れを除去していきます。
そして各パーツの保護やゴムパッキンなどの劣化を防止したり、回復させたりする能力もあるとのことです。
SOD1投入前に車をチェックする(異音発生しているが)
上記動画を聞いていると、確かにカタカタ・ガチャガチャと異音がしている感じがします。これが、SOD1添加前のエンジン音です。
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オイル添加剤SOD1を投入!【投入手順と結果】
オイル添加剤であるSOD1をエンジンオイル交換しながら添加していきます。
エンジンオイルを抜く(場合によってはエレメントも)
エンジンオイルを抜き取ります。クーは、比較的簡単な所にドレンボルトが付いています。作業的には、非常に楽なモデルでしょう。オイルが抜けきるまでしっかり待ちます。
エンジンオイルを入れる(SOD1も説明書通りに添加)
クーのエンジンオイルは、オイル交換時は2.8Lとなっています。実際には3.1L(オイルフィルター分など)がオイル総量です。
今回は、SOD1約10%の300㏄にエンジンオイルを入れて、オイルレベルゲージの上限より少し下で調整しています。
取説通りにエンジン始動する
SOD1を添加したら5分ほどアイドリングでオイルを馴染ませます。その後2000回転くらいにエンジン回転を上げ、1〜2分ほど空ぶかしをします。
もしエンジンがかなり汚れている場合は、空ぶかしをしないで1時間ほどアイドリングすることが推奨されています。
添加直後ですがSOD1の効果は?
エンジンを始動して、アイドリングしている時間で上記のようなエンジン音に変わっていきました。SOD1の効果が上手に出てくれたような気がします。
ただこのSOD1は、5000㎞位を目安にエンジン内部を綺麗にしたり、保護したりする成分が十分に働くようです。この後、エンジン音などの様子を見て貰いながら、次回オイル交換まで状態がどうなるかを検証してもらうことにしました。