「ハイブリッド車」はガソリン車より雪道に弱い?雪国での実情を解説!

ハイブリッド車は、日本国内でもかなり普及してきましたね。燃費性能の高さが浸透の第一の理由でしょう。日本には、雪が多く降る地域が存在します。ハイブリッド車は、ガソリン車よりも雪道に弱いのでしょうか?本記事では、雪国でのハイブリッド車について解説します。

目次

「ハイブリッド車」はガソリン車より雪道に弱い? ~特徴と比較~

プリウス

ここでは、ハイブリッド車がガソリン車よりも雪道に弱いのかという点について、特徴と比較を紹介します。

2WDのハイブリッドとガソリン車はどっちが雪道に弱い?

SNOWモードがあるHV車
<引用>トヨタ自動車 ヤリスクロス カタログ

こちらは、ヤリスクロスのカタログです。同モデルには。ハイブリッドモデルとガソリンモデルがあり、それぞれFF(2WD)と4WDも設定されています。

雪道に関する装備は、ほぼ4WDモデルだけに装備されています。という事はFFモデルの場合だと、ハイブリッドもガソリンモデルも雪道をサポートする装備がほぼ無いといえます。こういったケースの場合は、2WDのハイブリッドもガソリンも雪道走行性能がほぼ変わらない、ほぼ運転しづらいといって良いでしょう。

筆者は、豪雪地帯に住んでいますが平坦な道であれば、FFモデルでも問題ないと思います。一方上り坂では、加重が後ろに掛かることから、FFモデルでの発進がかなり厳しいと感じます。むしろハイブリッド車の構造的に、ハイブリッド車の方がフロントが重い分、多少有利な気もします。

雪国使用の方、ウインタースポーツを楽しむ方では?

雪国使用の方やウィンタースポーツを多く楽しむ方は、出来れば2WDモデル(ハイブリッド・ガソリン)ではなく、4WDモデルを購入することを強く勧めます。急にFFモデルで雪道を走る可能性がある場合は、スタッドレスタイヤは勿論のこと、タイヤチェーンやベルトチェーン、布チェーンを常備しておくと安心でしょう。

「ハイブリッド車」はガソリン車より雪道に弱い? ~4WDの必要性~

4WDが必要なのか

ここでは、雪国、雪道での4WDの必要性を解説してみます。

雪国使用する方は、ハイブリッド4WDが絶対的に安心

筆者は、昔ハイブリッド専用モデルであるプリウスに5年ほど乗っていました。当時はFFモデルしかなく、営業車として導入されたので仕方なく乗っていました。(後に4WDのプリウスも発売されました。)

ハイブリッド専用モデルの場合は、FFのみという車種も多くあると思います。このプリウスも横滑り防止機能は付帯していました。

しかしながら、上り坂の右左折などで空転し続けてしまうと、システムがストップしてしまい、冷や汗が出る場面が多くありました。FFモデルでの雪道では、ハイブリッドもガソリンも両方とも怖い思いをする確率が高いと思います。

雪国使用する方は、最低地上高も重要な要素になる

最低地上高が重要

雪国では、降雪が一日に数十センチというケースもあります。それだけではなく轍も多く発生します。轍の多く発生している道では、最低地上高が少しでも高い方が走りやすいといえます。

「ハイブリッド車」はガソリン車より雪道に弱い? ~ポイント解説~

4WDが適している路面

ここでは、ハイブリッドとガソリン車、及び4WD車などについてのポイントを解説していきます。

現代の車は雪道などに対応した装備が拡充(4WD)している

2WDモデルの場合は、ハイブリッド・ガソリン車の両方とも雪道装備自体がほぼ無いという印象です。一方ハイブリッド専用2WDモデルには、横滑りやトルク配分、スノーモード等が装備されているケースが多いと感じます。

よって、2WDのハイブリッド・ガソリン両設定車種では、どちらも雪道が得意とはならないでしょう。一方4WDモデルは、スノーモード・トルク配分など多くの雪道装備が付帯しているので、安心だと考えます。4WDとしての特性を引き出すために、色々な装備を施しているハイブリッド・ガソリン車が多いです。

2WDのハイブリッドとガソリン、4WDでの違い

2WDの場合は、雪道に対応した装備自体が少ないモデルも多いので、ドライバーの運転技量が重要な要素となっていきます。ハイブリッド専用モデル以外の2WDモデルは、ハイブリッドモデルもガソリンモデルも雪道では大きな差はないと考えます。

一方4WDモデルは、そのシステム自体が雪道にも強く、さらにそれをサポートする装備も多く採用されているので、非常に安心だと考えます。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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