高齢者の車探しにおすすめの「安全装置」を解説!

最近、高齢者の事故が増えていると思いませんか。出来れば、公共交通機関を利用した方が安心かもしれませんが、どうしても車が必要な高齢者も多いのが現状です。高齢者には、どういった車が良いのでしょうか。本記事では、高齢者におすすめの安全装置などについて解説します。

目次

高齢者の車探しにおすすめの「安全装置」を解説!~おすすめ装備~

高齢者におすすめの装備

ここでは、高齢者におすすめの安全装備について解説します。

おすすめ装備その①:誤発進抑制機能

高齢者の事故で一番多いのは、アクセルとブレーキの踏み間違いではないでしょうか?本人は、ブレーキを踏んでいるつもりでも、実はアクセルを踏んでいるため、甚大な事故につながっているケースが多いと考えます。

この様な事故を未然に防ぐ(防げる確率が上がる)装備として、誤発進抑制機能が搭載されているモデルが発売されています。誤発進抑制機能は、前進、後進、その両方とモデルによって装備に違いがある事に注意しましょう。

おすすめ装備その②:車線逸脱警報・アシストシステム

車線逸脱警報・アシストシステムは、自車線からはみ出した際に、警報やアシストをしてくれる装備です。

SUBARUアイサイト
<引用> SUBARU フォレスター アイサイト・安全

この装備は、高速道路であればかなり精度高く制御してくれます。筆者は、現在スバルXVを営業車で乗っています。

一般道でもふらついた場合には、早期に警告してくれて気が付きます。高齢者の方は、ふらついていること自体に気が付かないケースが多いので、非常に便利ではないでしょうか。

おすすめ装備その③:衝突被害軽減ブレーキ

インプレッサ

衝突被害軽減ブレーキには、色々なタイプが開発されています

  • 直進時の車両・歩行者検知機能
  • 交差点右折時の対向直進車・右左折時の横断歩行者・自転車運転者検知機能
  • 交差点出会い頭時の車両・自動二輪車検知機能
  • フロントクロストラフィックアラート(交差点進入時等での左右車両検知アラート機能)
  • プロアクティブドライビングアシスト(歩行者・自転車・車両の危険予測をし、運転をサポート「減速・操舵サポート」)する機能

<参考> トヨタ クラウン 安全性能

こういった衝突被害軽減ブレーキなどが総合的に装備されているモデルが多くなっています。

今回オススメした装備以外にも、色々な安全装備が施されているモデルが多くなっていると思います。しかしながら、その安全装備をしっかり理解して運転しているという高齢者が少ないのも現実ではと思います。

車の運転は、認知・判断・操作の繰り返しになります。そのどれもが、高齢者になるにつれて出来なくなることが、事故発生につながると考えます。

高齢者の車探しにおすすめの「安全装置」を解説! ~注意点~

高齢者の注意点

ここでは、高齢者の車探しにおすすめの安全装備での注意点を解説します。

同車種でも世代によって安全装置に違いがある

安全装備で有名なメーカーといえば、スバルではないでしょうか?アイサイトという総合安全装備が施されています。初代アイサイトは2008年に登場して、それ以降順次新モデルに搭載されています。

  • 「プリクラッシュブレーキ」
  • 「AT誤発進抑制制御」
  • 「全車速追従機能付クルーズコントロール」

アイサイトver2(2010年)では、プリクラッシュブレーキが完全停止できる仕様になり、さらに既存装備をアップデートさせています。

さらに進化したアイサイトver3(2013年)は、

  • 「アクティブレーンキープ」
  • 「AT誤後進抑制」
  • 「ブレーキランプ認識制御」

上記の新機能追加と、既存装備のアップデートが施されています。さらに2017年にはツーリングアシストが施されました。

2020年にアイサイトXが発表され、360度のセンシングが可能となり、見通しの悪い交差点での車、歩行者、自転車との出会い頭や右左折時のアシストが可能となっています。

こういった安全装備は、車種が同じでも世代毎で装備内容が変わっていきます。中古車購入の場合は、とくに注意したい点ですね。

高齢者にとっては車の大きさや乗降しやすさも重要

高齢者の場合は、比較的腰や膝に病気やけがを抱えている方も多いと思います。こういった方は、特に乗降時の座席の高さが重要になります。また、高齢者の身長は、現代の若者よりも低い傾向にあります。アイポイントが高い車の方が運転しやすいと考えます。

高齢者の車探しにおすすめの「安全装置」を解説! ~おすすめの車~

おすすめの車

筆者が高齢者にオススメするモデルを紹介していきます。

おすすめな車:その①乗降しやすく取り回しが楽な軽モデル

やはり一番良いのは、軽自動車だと思います。その中で、乗降しやすく購入しやすいのはハイトワゴンではないでしょうか?

  • ワゴンR
  • ekワゴン
  • ムーヴ(中古しかない)

背が高すぎるのは、高齢者にはあまり意味がないと思います。ただ、ミラやアルトは安いのですが、車高の関係で乗降しづらい方も多いと考えます。アイポイントでは、ハスラーやタフトも参考車種に入りますが、お値段が高いように思います。例えば、ワゴンRの2WDオートマで130万円位、ハスラーの場合は150万くらいになります。

オススメな車:その②乗降しやすいコンパクトモデル

もう少し大きいモデルが欲しい方は、コンパクトなハイトワゴンがオススメです。

  • ルーミー、トール、ジャスティ
  • ソリオ、デリカD:2

乗降もしやすく、1000㏄〜1200㏄前後の排気量でさらにサイズも大きすぎず良いと思います。上記新車の場合は、安全装備も基本的に充実した装備になっているモデルが一般的です。高齢者の安全運転をサポートし、お財布もサポートし、普段の乗降りも楽です。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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