最近エブリイのエンジンの始動が遅くなった気がするので、バッテリー交換してほしいと依頼がありました。バッテリーは、定期交換が一番安心です。本記事では、エブリイDA64Wのバッテリー交換しながら、定期交換の薦めやポイントなどについて解説していきます。
【エブリイ DA64W】バッテリー交換方法！ ～定期交換のススメ～
筆者は、バッテリー交換を定期的に行うのが良いと思っています。ここでは、定期交換を薦める大きな理由を説明します。
バッテリー上がりを起こしてからでは大変
バッテリー上がりを起こしてしまうと、突然エンジンがかからず、場合によっては出先で立往生するということも考えられます。楽しい旅行が台無しになってしまうのではないでしょうか。
バッテリーは突然不具合を起こす可能性が高い
近年のバッテリーは、凄く優秀になっています。その分バッテリー上がりが突然起こっているようにも感じます。
例えば、バッテリーが弱ってくると、ヘッドライトがエンジン回転に合わせて明暗したりする現象が起きます。こういった不調症状が起きないまま、バッテリー上がりになるケースも多くなります。
普段から、バッテリー電圧を定期的に検査している人は少ないと思います。突然バッテリーが上がって苦労するなら、定期交換した方が安心ではないでしょうか。
【エブリイ DA64W】バッテリー交換方法！ ～交換手順～
ここでは、エブリイDA64Wのバッテリー交換手順を解説します。
古いバッテリーを外す
まずは、現在ついている古いバッテリーを取り外していきます。今回のエブリイは、エンジンスターターなども付いてなく、ラジオだけの装備でしたので、バックアップ電源を取らないで作業しています。
現在のほとんどの車が、ナビなどの装備を施しているので、上記のようなバックアップツールを使用するとナビのデータが破損したり、セキュリティロックがかかったりせずに便利です。
バッテリーステーを外していきます。このモデルは、8㎜のナットを一か所緩めてあげれば、ステーを取り外せる仕組みです。
その後、バッテリーのマイナス端子から外して、プラス端子を次に外すことでバッテリー交換できます。
新しいバッテリーを付ける
今回は、ユーザー自身が50B19Lというバッテリーを購入してくれました。ただ、エブリイワゴンの純正指定バッテリーは、38B20Lです。少しバッテリー性能が高過ぎかなと感じました。
念のためバッテリーメーカーに聞きましたが、オルタネーターへの負担はそれほど大きくならないとの回答をいただいたので、そのまま使用することにしました。
ユーザーが購入してきたバッテリーは、韓国製のものでした。
海外製バッテリーは、日本製バッテリーよりもかなり安いと感じます。
交換していて気が付いたのですが、元々付いていたバッテリーは、Rタイプの端子バッテリーでした。プラスとマイナスが逆です。どうして適合外になっているのかは不明です。
エブリイは、LタイプでもRタイプでも装着可能なようですが、バッテリー購入の際は、サイズだけでなくL・Rの違いにも注意しましょう。
新しいバッテリーを取り付けて、プラス端子から接続します。その後、マイナス端子を接続するようにしましょう。
それでは、エンジンを始動してみます。バッテリー上がりする前に定期交換しているので、極端な違いはないのですが、若干セルの回る時間が少なくなったと感じました。
【エブリイ DA64W】バッテリー交換方法！ ～ポイント～
ここでは、エブリイDA64Wのバッテリー交換する際のポイントなどについて解説します。
エブリイのバッテリーは荷台側後方に設置されている
エブリイのバッテリーは、エンジンルーム内ではなく荷台側後方に設置されています。見つからないと慌てないようにしましょう。
バッテリーカバーは、手で回せるネジが二か所ついているだけです、フロアカバーをめくるとカバーが見えます。
バッテリーの端子を絶縁することが一番大事
バッテリー交換するときは、バッテリーのプラス端子やマイナス端子が鉄部に接触しないことが大事です。ボディに接触するとショートしてしまう事になります。
筆者は、いつも使い古しの軍手などを使用してショートを防いでいます。軍手が絶対に良いということではないのですが、必ず何らかの方法で絶縁して作業しましょう。
