段差を超えるときに「バコン」・「ゴン」というような異音がするとの相談がありました。走行中の異音とのことで足回り関連からと予想されます。本記事では、eKワゴンのフロントサスペンション折れをDIY交換しながら、ポイントなどについても解説していきます。
【eKワゴン】フロントサスペンションが折れてる!?DIY交換作業! ~部品~
フロントサスペンションが折れた時には、どのような方法でリペアパーツを購入できるのでしょうか?
純正新品を購入する場合のメリット・デメリット
純正新品であれば、一番安心であると考えます。新品ということもあり、まだまだその車に乗りたいという方には、おススメかもしれません。
ただ一般的には、サスペンションよりもショックアブソーバーの方が先に故障する可能性が高いパーツのため、サスペンションだけでなくショックアブソーバー交換もしなければ意味がないケースも多くなります。
また純正サスペンションの新品は、かなり高額になります。最低でも1本8000円から12000円くらいはします。
社外新品を購入する場合のメリット・デメリット
社外品のメリットは、新品純正品よりも安く購入できる点です。安いものであれば、フロント2本分で10000円前後からあります。
ただし車高ダウンを狙った商品も多いので、車高ダウンする場合は、四本交換しないとならなくなります。その場合は。結果20000円前後の価格になると思います。
中古品を購入する場合のメリット・デメリット
2代目eKワゴンの場合は、発売されている年数が長い(2006年〜2013年)ことから、中古のサスペンションも多く販売されています。比較的中古でも探しやすい車であると感じます。
また、とにかく安く直したいという方からすると、安いものであれば10000円以内でフロントサスペンションアッシー丸ごと購入できると考えます。サスペンションだけ購入するよりも交換が簡単になります。
一方中古商品ということで、やはり状態がすごく気になる点だといえます。商品状態をしっかり把握してから購入すると良いでしょう。
今回は、ユーザーの思いも考えて、中古購入したフロントサスペンションアッシーで修理することにしました。ということで、中古品交換での注意点もしっかりと、ユーザーに説明させていただきました。
- あくまでも中古なので保証は効かない
- あくまでも中古なのでいつまで持つかは不明
【eKワゴン】フロントサスペンションが折れてる!?DIY交換作業! ~交換手順~
ここでは、eKワゴンのフロントサスペンション交換手順について解説します。
フロントサスペンションアッシーを外す
まずは、故障したフロントサスペンションアッシーを取り外す必要があります。アッパーマウントのナットを緩め、一個だけ仮止めしておきます。これは、突然サスペンションが落ちてケガをしないための方策です。
次にショックに付いているABSセンサーやブレーキホースブラケットを外します。その後ショックを止めている二本のボルトを外して、ショックを引き抜きます。
eKワゴンのショックは、多くのパーツを外さなくても作業できると思います。どうしても外しづらいという方は、タイロッドエンドを分離すればより簡単に外せます。
外したサスペンションアッシーを見てみると、やはりサスペンションが折れています。アッパーマウント側で折れているので、アッパーマウントも故障している可能性がありますね。「バコン」の異音は、これでしょう。
中古のサスペンションアッシーを取り付ける
ここで、一か所トラブル的なものが発生しました。購入した中古品には、ABSセンサーブラケットがない状態でした。そのため故障品のブラケットと交換する必要がありました。
外した時と逆の手順でサスペンションアッシーを取り付けていきます。しっかり作業し終わりましたら、試験走行してみます。異音が発生しなくなったので、作業は成功だといえます。
一つだけ、取り外す時と違う作業がありました。それは、ショックの取り付けボルトを増し締めするときは、1G加重をかけて締める点です。
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【eKワゴン】フロントサスペンションが折れてる!?DIY交換作業! ~ポイント~
ここでは、eKワゴンのサスペンションを交換する際のポイントなどについて解説します。
中古のリスクはあるがアッシー交換で時短に!
このeKワゴンは、平成22年のモデルです。走行距離も10万キロ超となっています。このため、新品に取り替えたとしても他のパーツが故障する可能性もあり得ます。
上記のことや費用負担などを考慮すると、中古品で交換してあげるのも有りなのかなと思いました。
またアッシー交換できるということは、作業時間がかなり短くできます。作業する側からすると、すごくうれしい事です。左右で45分の時間で終わりました。
新品交換する場合は4本全部交換がベター
先程少し触れましたが、新品交換する場合は、4本全部交換することが一番良いと考えます。故障しているところだけ交換してしまうと、車体のバランスなどが崩れてしまう可能性が高いからです。