車の添加剤には、色々なものが販売されています。余りにも種類がありすぎて選べないほどあるのではないでしょうか?本記事では、筆者が実際に使用したことのある中から、すごくおススメな添加剤を紹介していきます。また「ダメかも」という添加剤も少しお話します。
筆者が考える良い添加剤とは?【どの様な条件】
添加剤は、色々なものがあると思います。ではどの様な添加剤が良いのでしょうか?ここでは、こういう添加剤が、「効果」・「安全」であるというお話をします。
多くの場所に使える添加剤は信頼性が高い
例えばオイル添加剤には、エンジンのみに使用可、特にガソリンエンジンのみなどと記載されている物があります。
一方、エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイルなど様々なオイルに添加可能と記載されているものもあります。
筆者のいままでの経験では、あらゆる油脂類などに使用できる添加剤が優秀な結果を導き出している気がします。
オイル由来の添加剤はトラブルが少ない
車に使用されているオイル類は、基本的にベースオイルに添加剤などを使用して作られています。添加剤のベース剤もオイルで出来ている物の方が、相性が良いという結論です。
SOD1はエステルベースの安心で効果的な添加剤
筆者が第一におススメするオイル添加剤は、SOD1です。
強力なエンジン洗浄と保護が強味
SOD1は、エステルをベースオイルにした添加剤です。1L位で10000円ほどします。ただ色々な所に使えることから、一本購入すれば、ほぼ全ての油種に添加することができます。ということは、予防整備も可能であります。
最大の特徴は、走行しながら内部に付着したスラッジや汚れなどを綺麗にしていき、さらに保護してくれるという添加剤です。
筆者はかなりの車で使用しましたが、添加後2000㎞走行した廃油は、かなりの汚れが取れている状況でした。そして、エンジン音などは、明らかに静かになりますので、かなり期待できる添加剤だと思います。
オートマにも使用できる優れもの
このSOD1は、中々添加可能と書かれていないオートマフルードにも添加可能です。これは、SOD1に自信があるから記載できると感じます。
エンジンに特化した新商品も登場
SOD1は、整備経験のあるしっかりした方のもとで添加するというのが基本です。一般ユーザーは、中々踏み込みづらい添加剤であるともいえます(一般ユーザーも使用方法を守って自己責任で使用できます)。
一般ユーザーが、日ごろの整備で添加できるように開発されたのがSOD1plus for engineです。扱いやすく仕上がっているようです。
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X-TECHは多くの場所に使用できる優れもの【金属表面改質】
SOD1を知るまで、筆者がかなり使用した添加剤がX-TECHです。今は、エンジンなどのオーバーホールなどで使用しています
一度添加すると15000㎞位まで効果が持続!
この商品の特徴は、一度添加すると15000㎞くらいまでは、オイル交換しても効果が持続するという点です。かなり高価な添加剤なのですが、非常にエンジンが軽くなり、フリクション低減がされているという印象があります。
効果の持続も長い商品なので、添加剤としてのメリットは大いに期待できると感じます。
オートマフルード以外のオイルに使用できる範囲の広さ
オートマフルード以外の油脂に適用できるという、範囲の広さも使いやすさになります。
NC-81はオイルリーク+保護に有効な添加剤
最近使用頻度が多くなった添加剤として、信頼し始めたのがNC-81オイルシール剤です。
使用範囲が上記よりも狭いのが惜しい所
使用できる範囲が、上記2点よりも狭いという点で惜しいと感じます。ただ、この添加剤は、漏れ止め効果を期待して投入している部分が80%です。オイルパンやタペットカバーなどのオイル漏れは、高確率で止まってくれます。
さらに漏れ止めする材料が、変な繊維素材などではないことから、エンジンなどにも安心して施工できます。さらに、エンジン保護成分も入っているので、一石二鳥であるといえます。
オイルリークにはかなり効果が期待できる
筆者の経験では、2000㎞くらい走行すると、オイルパンやタペットカバー、ブロックからのオイル漏れは、かなりの確率で止まったという印象です。しかも1万キロくらいは、再漏れ現象は起きていません。
さらに回転するクランクシャフトシールからの漏れも、確率高く止まっています。高額修理の前に試してみる価値はあると感じます。
使ってみて「ちょっとどうかな?」と思う添加剤を紹介
筆者は様々な添加剤を使ったことがあります。その経験上、ちょっとこれはどうなのかなと思うようなものもいくつかありましたので紹介します。
ホームセンター激安添加剤
一般的なホームセンターで販売されている1000円前後の添加剤は、費用対効果で見るとほとんどわからないという印象です。
IXL
IXLという航空業界由来の添加剤が流行った時期がありました。今でも販売されています。この添加剤は、効果はあったのですが「塩素臭」がかなりします。添加剤としては効果はあるものの、少し心配です。
IXLは、2サイクル・4サイクル・ディーゼル・ロータリーエンジンオイル・ギヤオイル・ATフルード・パワステオイル・デフオイルなど広範囲で使用できる点がメリットと感じます。
SX8000
SX8000は、かなり昔からある添加剤です。PTFEが効くという商品だったと思います。このPTFEは、エンジンオイルとの相性があるため、筆者も数度使いましたが、効果と値段で今は使用していません。
現在のSX8000は、ZELSという特許成分が使用されています。これによって省燃費オイルにも対応しました。筆者は使用したことがないので解りませんが、5000円位の添加剤なので、どこかで使用してみようと思います。ただエンジンオイルのみに使用という点が少し躊躇する点です。