「80,000㎞くらい走行したので、パッド交換したいな!」という依頼が来ました。N-BOXカスタムは、軽自動車の中では重たい部類の車です。そのためローターとパッドを両方DIY交換することを提案しました。本記事では、N-BOXカスタムのローター&パッド交換を解説します。
N-BOXカスタムのローター&パッド交換【交換の勧め!】
ここでは、ブレーキパッド交換だけでなく、ローター交換もした方が良いケースをお話しします。
ブレーキパッド交換2回目では、ローター交換も行うと良い!
一般的にブレーキパッドは、40,000㎞位から50,000㎞位で交換すると思います。それは、5,000㎞前後に1㎜のパッド消費があるからです(新品パッドは約10㎜)。
ということは2回目のパッド交換では、100,000㎞ほど走行していることになります。ローターも交換すると、車にとっての健康状態も良くなると考えます。
軽自動車では、ローター研磨よりも新品ローターの方が良いかも
ローターを研磨するという回復手法があります。ただローター研磨は、大体3,000円以上はかかります。そして外したローターを一旦業者に預けることになります。
N-BOXカスタムなどのような軽自動車では、ローターの価格が案外安いと考えます。上記のサイトでも7,000円となっていました。
高くても、2枚で10,000円位のパーツ価格と考えます。時間と価格を考えると、新品購入した方が良いのではないでしょうか。
N-BOXカスタムのローター&パッドをDIY交換手順
ブレーキローターとパッドを交換する手順を紹介します。
ブレーキローターを外す作業
まずは、ブレーキローターを交換します。ブレーキローターを交換する場合は、キャリパーを外す必要があります。
裏側で止まっている17㎜のボルトを二本外すことで、キャリパーが外れます。
N-BOXカスタムの場合は、ローターがプラスネジで固定されています。このネジを外します。じつはこのネジが、中々外れないという事象が起きます。楽な外し方は、後述します。
ブレーキローターを取り付ける作業
古いローターが外れたら、新しいローターを取り付けます。そしてプラスネジで固定します。これでローター交換は終了です。大体30分くらいでしょうか。
ブレーキパッド交換作業
パッド交換は、一旦キャリパーの土台側をナックルに取り付けてから作業します。先程外した17㎜のボルト二本を元に戻し固定します。
14㎜のスライドピン下側は外し、上側は緩めてキャリパーを持ち上げます。そして古いパッドを外して、新しいパッドに交換します。この時鳴き止めグリスを塗っておきましょう。
ブレーキパッドを新品に交換した際は、上記画像のようなピストン戻しを使用してピストンを元の位置に戻しましょう。
今回は、ローター&パッドが新品なので、しっかり戻さないとキャリパーが元の位置に戻りません。
14㎜のスライドピンボルトを締め付けてあげれば、パッド交換は終了です。左右ローター&パッドの交換時間は、大体1時間もあれば終わるでしょう。慣れていなくても2時間もあれば終わると思います。
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N-BOXカスタムのローター&パッドをDIY交換【注意点】
N-BOXカスタムのローター&パッドをDIY交換するときは、どの様な点に注意したらよいでしょうか?
ローターがプラスネジで止まっている場合は
ブレーキローターをプラスネジで固定している場合は、注意が必要です。なぜなら熱やサビでかなり固着しているからです。無理に回そうとしてネジ山をつぶすと後が大変になります。
こういったときに楽なのは、上記のようなツールです。かなり作業が楽になります。
キャリパーの固着などがないかをチェックしてから組付け
ブレーキ関連を整備するときは、キャリパーのピストン固着やスライドピン固着がないかをしっかりチェックしましょう。折角パーツ交換しても、全く意味のない作業になります。