皆さんは、車に乗っていたら突然「雹」に襲われたことはありますか?雹は、霰や霙などと違い、かなり被害が大きくなる可能性があります。場合によっては、車がベコベコになる事もあり得ます。本記事では、突然「雹」に降られた時の対策や、事前の雹対策などについて解説してみます。
「雹」から愛車を守る【雹とは?】
雹とは、そもそもどういったことや物を指すのでしょうか?霰(あられ)や霙(みぞれ)との違いも解説します。
雹とは?
雹とは、直径5㎜以上の氷塊のことを指します。雹は、1cmや5㎝であったりもします。5㎜以上でも車が凹んだり傷ついたりする可能性があるのに、数センチとなると、車が凹むと思わざるを得ません。
雹は、5月や6月、10月などの春や秋に発生する可能性が高いといわれています。真夏の場合には、気温が高いことから雹にならないケースが多いからです。
また冬の季節では、雹を作り出す積乱雲の発生頻度が少ないのと、気温が低いため雹の発生が少なくなるようです。
霰や霙とは?
霰とは、直径5㎜以内の氷塊を指します。霙は、雨と雪がまじった状態のことを言います。
「雹」から愛車を守る【緊急避難】
雹から緊急的に愛車を守るには、どの様な方法が良いのでしょうか?
段ボールなどでガラスを守る
とにかく周りに避難できる場所などがない場合は、あるもので車を守るしかありません。その中でも守るべき重要なパーツが、フロントガラスです。フロントガラスが割れてしまうと、走行できなくなるからです。
例えば段ボールがあれば、それをできるだけ広げてフロントガラスとワイパーの間に挟んであげます。また大きめのタオルや毛布があれば、左右のドアに挟むようにフロントガラスを保護してあげましょう。
手持ちに何もないというケースでは、ダウンジャケットなど着ている物で保護してあげるというのも良いでしょう。
近くの屋根付き駐車場や立体駐車場に避難
もし近くのスーパーなどに屋根付きの駐車場があるならば、直ちに避難してあげるのが車にとって一番良いでしょう。
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「雹」から愛車を守る【事前対策方法】
突然の雹の際は、限られた方法でしか車を守ることができないと考えます。一方雹対策として、予測しながら事前に行えるものはないのでしょうか。
一番効果的なのは車庫に停めるか車庫を作る
やはり一番効果的なのは、青空駐車ではなく車庫やガレージなどの囲われている駐車場を借りて停めたり、作ったりするのが確実でしょう。
外出先でない限り、車を駐車して置けば雹への被害はかなり少ないといえます。
屋根付き駐車場に停めるか作る
車庫というのは、日本の土地事情などではかなり難しいとも言えます。そして費用もかなりかかるでしょう。
完ぺきではないのですが、屋根付きの駐車場に停めたり作ったりするのも効果的と考えます。完全に車を保護できませんが、青空駐車よりは安心で、コストも車庫よりは少なく済むでしょう。
完璧でないというのは、屋根付きの場合は、前後左右は空洞になっている構造が多いからです。良く網などで囲っている方もいるのですが、4面前部に施工するのは難しいと考えます。
毛布と段ボールで養生する
先に話した車庫や屋根付き駐車場が用意できれば良いのですが、そうでない方も多いと思います。それでも雹の被害は最小限にしたいと思いますよね。
こういった場合は、いらなくなった毛布や段ボールをあらかじめ用意しておき、雹が降ると予想された日に養生することが望ましいでしょう。
また雹対策用のボディーカバーも販売されています。比較的安価で用意されていますので、青空駐車している方には便利なグッズであると考えます。