ファンベルトからキュルキュルと異音がしたら、かなり大きい音がするので周りの目なども含め少し恥ずかしくなってしまいますよね。本記事では、軽自動車ファンベルト異音の原因や交換手順などを解説し、ベルト定期交換の重要性なども説明します。
【軽自動車】ファンベルトから異音発生~異音症状~
今回ファンベルト異音のしている軽自動車は、どのような症状なのでしょうか?
エンジンをかけたときに、異音が発生
ユーザーの話によると、エンジンを早朝かけた時に、「キュルキュル」と異音が発生し、朝からかなり恥ずかしい感じになるとのことでした。筆者はこの状況だけであれば、ベルトの張り調整で済むのかなと感じていました
加速中に異音が発生
エンジン始動時のみでなく、アクセルを踏んで加速しようとしている時にもキュルキュルと異音が発生するようです。この状況になると、ファンベルト張り調整では済まないのかなと感じました。
【軽自動車】DIYでファンベルト交換~交換手順~
ここでは、ファンベルト点検をし、ファンベルト交換する手順を解説します。
古いファンベルトを外す作業
ファンベルトを点検すると、後述しますが張り調整では済まない状況でした。ということで、ファンベルトを調達しDIY交換していきます。
ファンベルトは、2本で3500円ほどでした。今回は部品商に至急手配してもらいましたが、時間があればネット購入が安いかもしれません。
ファンベルトへの異物などを防ぐカバーを外します。10㎜ボルト3箇所で止まっています。
次にオルタネーター側(外側ベルト)のファンベルトを外すために、張り調整を最大に緩めていきます。ここで大事なのは、上記画像のネジを最初に緩めて上げることが重要です。
次に張り調整ボルトを緩めます。ある程度緩めきりましょう。最後に、オルタネーターを止めている二つのボルトを緩めれば、ファンベルトがフリーになります。
外側のファンベルトが、外れました。
内側のファンベルトは、テンショナープーリーを緩めることで外せます。
ファンベルト鳴きの原因は、ベルト一列がかけていてプーリーにしっかりかからないことが原因と考えます。ファンベルトは、定期交換部品だと感じた瞬間です。
新しいファンベルトを取り付ける作業
ファンベルト内側から、取り付けていきます。
内側のファンベルトを張るときは、テンションプーリーを10㎜の6角で張りながら固定します。
外側のファンベルトは、外すときと逆の手順で取り付ければ終了します。
ファンベルトを取り換えた時は、しっかり稼働チェックすると良いでしょう。張りすぎも張らなさすぎも良くないです。また稼働前には、既定の位置にベルトが取り付けられているかなどチェックしましょう。
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【軽自動車】ファンベルトから異音~注意点~
軽自動車のファンベルトから異音が発生している・異音とならないための注意点を解説します。
ファンベルトは、消耗部品
ファンベルトは消耗部品です。定期交換する事で異音発生を防止することもできます。また張り調整だけで乗り続けてしまうと、最終的に切れたりしてしまい走行不能になることもあり得ます。
異音がしたらベルトチェックをしっかり行いましょう。場合によっては、プーリー異常の可能性もあります。
今回交換したファンベルトは、リブベルトには珍しくかなり多くのヒビが入っているベルトと、1つの山が欠損しているベルトでした。故障になる前に交換して良かったと安堵しています。
ファンベルト交換では、テンションに注意
ファンベルトを新品交換した際は、張り調整をしっかり行いましょう。モデル毎に張り調整数字が取扱説明書に記載されています。極端な張りすぎは、異音発生の原因になりますし、張らなさすぎは、故障&異音発生に繋がります。