皆さんは、車検を受ける前にシャーシブラックなどの塗装を下廻りにしますでしょうか?筆者在住の豪雪地帯では、このシャーシブラックと言う作業は必須となっています。本記事では下廻りのシャーシブラックについて掘り下げていきたいと思います。
シャーシブラックは、必要なの?
そもそも下廻りのシャーシブラックは、本当に必要なのでしょうか?地域によっての考え方なども解説します。
降雪もなく、海岸沿いでもなければ不必要かも【どうして】
そもそも降雪もなく、海岸沿いや温泉地域でもない方の車は、下廻りがサビるという状況がほとんど無いと感じます。こういった地域では、下廻りのシャーシブラックという概念自体がないかもしれません。なぜならそもそも下廻りが錆びづらいからです。
また名称の通り、シャーシブラックはシャーシに塗るものです。こういったサビのない地域では、アクスルや足回りなどのシャーシと呼ばれている部分のみシャーシブラック塗装するので充分といえます。
降雪・海岸沿いなどでは、必須作業!【なぜ】
一方降雪地帯や海沿いなどの地域では、塩カル・塩などによってボディや下廻りのサビ発生が極端に多くなります。そのためこういった地域で走行する車の多くが、シャーシブラックやアンダーコート塗装していると思います(勿論していない人も居ます)。
こういった地域のシャーシブラックは、シャーシだけでなくフロア全体を塗装してしまいます。理由はただ一つ、サビの発生・進行を抑制したいからです。
車検前に下廻りをシャーシブラックする【DIY作業】
下廻りシャーシブラックをDIYで塗装していきます。
周りに飛散しないように養生する!
塗料は、いろいろな所に飛んでいく性質があります。そのため養生をしっかりすることが大切です。これは、非常に重要な作業です。筆者も何回もこの養生を安易に考えて、ボディー側に塗料が飛んでしまった経験があります。
また、地面に水をまいておくと床に落ちたシャーシーブラックを落としやすくなるのでおすすめです。
車体下部を三分割塗装し、最後に細部まで塗布する
DIYでは、一般的なスプレー缶タイプを使用してシャーシブラック塗装していきます。まずは、サビているところを中心に、広く薄く作業していきます。一か所だけ集中して作業してしまうと、スプレー缶が足りなくなります。
イメージですが、広く薄くと言っても下廻り全体で行うと、塗りムラが起きます。前方・中央・後方と言うように、三分割して塗装を行うと良いでしょう。
綺麗に塗装完了しました。塗料が顔や鼻のなか、耳の中まで入ってしまいます。洗い落とすのが非常に大変ですので、マスクをして雨カッパを着たり、タオルで覆ったりしながら作業しましょう。軽自動車のシャーシブラック塗装は、大体1時間くらいです。
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シャーシブラックで下廻り塗装する場合は【注意点】
シャーシブラック塗装を下廻りに施した場合は、どのようなことに注意すればよいでしょうか。
普通のシャーシブラックは、2年に一回は塗布しよう
シャーシブラックは、余り密着性の高い塗料ではありません。そのため車検ごとにしっかり塗装することで、防錆できると考えます。また少しお値段は高いのですが、アンダーコートなどの場合は、3〜4年問題ないという塗料もあります。
シャーシブラック缶スプレーの使用量の目安です。
- 軽自動車 3本
- 普通車 4~6本
くらいかかると思います。ただシャーシブラック缶スプレー代金は、そんなに高額ではありません。車検時に、ディーラーでシャーシブラック作業を依頼すると、1万円位かかると考えます。
本来であれば、サビる前の新車状態から塗布すると良い
シャーシブラック塗装は、新車の時からしっかり行うのが良いと考えます。なぜならサビが発生してしまうと、シャーシブラックの効果も半減していくからです。
また下廻り塗装を行うときは、予め下廻りを高圧洗浄機で洗浄することも大切です。泥汚れなどがついた状態の上に塗装しても、シャーシブラックは簡単にはがれてしまいます。