車の「クリップ」の外し方を種類別に解説

皆さんは、車の内装・外装でプラスチック製クリップが多く使用されているのをご存じでしょうか。近年の車は、軽量化の為に多くのクリップがついています。クリップの外し方は、種類によって変わります。本記事では、車に使用されているクリップについて解説します。

目次

車のクリップ【車内編の外し方】

内張り剥がしセット

車内のクリップを外す場合は、どのようなクリップリムーバーがあるのでしょうか。

車のクリップ ~ドアトリムの外し方~

内張り剥がし

上記画像は、ドアトリムやピラーなどを外す際に使用するクリップリムーバーです。ツールの先には、トリム用クリップがハマる構造になっています。

必要な時に、必要なツールを購入することも可能ですが、ワンセット持っておくのも良いと考えます。

ドアトリムクリップ

上記画像は、クリップが挟まっているドア側の画像です。かなり多くのクリップが使用されていることがわかりますね。

一般的には、上記商品のようなものが採用されています。カラーは、ホワイト・イエロー・ピンク・ブルー・グリーン・レッド・オレンジなどがあります。またメーカーや使用箇所で、太さや長さが微妙に違う事に注意しましょう。

平型内張り剥がし

はじめて外す場合などでは、クリップの挟まっている場所が分からない時があります。こういう時は、上記のような幅の広いクリップリムーバーを使用して面全体でクリップを外すようにします。

車のクリップ ~インパネ類の外し方~

標準内張り剥がし

現在は、インパネなどもクリップで止まっている車が多くなっています。こういった際は、上記のような細いクリップリムーバーを使用します

車のクリップ ~トランク類の外し方~

カップリングツール

内装の中でもトランクは、車メーカーによって使用しているクリップが少し変わります。プッシュクリップタイプ、はめ込みクリップタイプ、プラスネジクリップタイプなどです。

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メーカーによって違いはありますが、挟み込むタイプの上記画像クリップリムーバーを使用すると良いでしょう。

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車のクリップ【車外編の外し方】

クリップリムーバーの長さ

車外のクリップを外す際には、鉄部に接合されているものが多いと考えます。

車のクリップ ~アンダーカバーの外し方~

プライヤ型クリップリムーバー

アンダーカバーやタイヤハウスカバーのクリップを外す場合は、上記画像のようなクリップリムーバーを使うと比較的簡単に外せます。

筆者は、こういうツールを購入する前に、細いマイナスドライバーで作業していましたが、かなり時間がかかっていました。

上記クリップのように、2箇所挟み込んで真ん中のクリップを持ち上げると解除される仕組みが外装クリップでは多く使用されています。

プラスドライバーを使用して真ん中のポッチを押し込んでクリップを解除する(プッシュクリップ)という仕組みのものもあります。こういう時は、プラスドライバーを使用すればよいでしょう。

そもそも真ん中の部分が、プラスネジになっているものもあります。こちらもドライバーを使用すればよいと考えます。また狭い場所では、スタビードライバーが役に立ちます

車のクリップ ~固い部分・鉄部の外し方~

標準クリップリムーバー

クリップの中で、ハーネスコネクターなどが鉄部で止まっていることがあります。こう言った時は上記画像のような鉄素材のクリップリムーバーを使用すると良いでしょう。

このツールは、クリップの相手が鉄製などの固い場所で使用することをおすすめします

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車のクリップ【外し方の注意】

車のクリップを外すときは、どのような点に注意したら良いでしょうか。

内装でも外装でも傷つくのを防ぐために

内装部分は、とにかく傷つきやすいパーツが多いと考えます。またはじめてドアトリムやピラー、オーディオパネルを外すときは、かなり固いと思います。

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力が入り「オーディオパネルに傷がついた」とならないように、必ずマスキング処理してから作業しましょう。転ばぬ先の杖です。

素材・サイズにあったクリップリムーバーを使用する

素材やサイズにあったクリップリムーバーを使用するようにしましょう。作業している最中に「車が傷ついた」・「パネルが破損した」となるとかなり残念な気持ちになります。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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