「法定12ヶ月点検」は受けないとダメ?費用や項目について解説

皆さんは、法定12か月点検と言うのを聞いたことがあるでしょうか。「それは必要なの?」・「一回も受けたことがない」と言う方も多いと考えます。本記事では、法定12ヶ月点検を受ける理由や費用、点検項目などをなるべく解りやすく説明していきます。

目次

「法定12ヶ月点検」は受けないとダメ?~法律~

実際のところ、法定12ヶ月点検を受けないとだめなものでしょうか?

「法定12ヶ月点検」とは?

法定12ヶ月点検とは、一般的に新規登録の場合が、1年目・2年目に受ける法定点検で、その後は継続車検の真ん中で受ける点検のことを指します。

法定12ヶ月点検を受けることで、ユーザーがよりカーライフを安心しておくれることと、故障個所・故障前兆などを早期発見することができます。

さらに予防整備などができるだけでなく、メーカー保証(新車・高年式中古車)を受けられるようになります。

  • 法定12ヶ月点検は、一般的に26箇所の点検項目です。
  • 法定24ヶ月点検は、一般的に53箇所の点検項目です。

「法定12ヶ月点検」の義務や罰則は?

法定点検には、12ヶ月点検と24ヶ月点検(乗用車)があります。この法定点検は、法令上実施が義務付けられています。ただし12ヶ月法定点検については受けなくても罰則がないために、12ヶ月点検を実施しない方が多いともいえます。

法定24ヶ月点検は、継続車検取得のときに同時に受ける場合がほとんどです。そのため、ほぼすべてのユーザーが実施しています。

「法定12ヶ月点検」を受けている車は?

法定12ヶ月点検を受けている車には、フロントガラス上部の助手席側にステッカーが添付されます

ステッカーは、丸い形をしています。真ん中の大きな数字が次回受ける12か月点検の年度を表し、その周りに記載されている数字は、次回受ける年度の月を意味しています。

ステッカーは、年度によって色分けされています。それは、青→赤→緑→オレンジです。このサイクルでステッカーが添付される仕組みです。

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「法定12ヶ月点検」を受けないと?~メリット・デメリット~

法定点検12ヶ月点検がどのようなものか解説してきました。ここからは、法定12ヶ月点検を受けるメリットや受けないデメリットについて解説します。

「法定12ヶ月点検」を受けるメリット

先述しましたが、たとえば新車購入した場合は、法定12ヶ月点検をしっかり受けることで、メーカー保証対象になっているパーツに不具合が発生した場合は、無償交換してくれます

「法定12ヶ月点検」最大の特長は、やはりメーカー保証が効くという点でしょう。また保証とは別に、次の車検まで持たないパーツ交換を済ませることで、車検時の整備費用を減算、分散できます。

「法定12ヶ月点検」を受けないデメリット

例えば、令和2年の中古車を購入したとします。メーカー保証には、一般保証3年又は6万キロと特別保証5年又は10万キロという保証があります。

この保証は、何でもかんでも効くというわけにはいきません。しっかりと法定12ヶ月点検などを実施していることが求められます。もし法定12ヶ月点検を実施していない場合は、保証が受けられない可能性も出てきます。

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「法定12ヶ月点検」に掛かる費用は?

法定12か月点検を受けるときの費用は、どのような物があるのでしょうか。

ディーラーで「法定12ヶ月点検」を受ける場合

各ディーラーサイトを参考にすると、大きさによって7,000円から19,000円前後となっています。この費用を支払うことで、ディーラーの技術で点検してくれて、場合によっては不具合箇所の整備もしてくれます。

ユーザーは、安心したカーライフを過ごすことが可能です。安心料として高いでしょうか?もちろんこの点検で保証箇所の不具合が見つかれば、保証交換してもくれます。

民間車検場や車検専門業者で「法定12ヶ月点検」を受ける場合

法定12ヶ月点検は、ディーラー以外でも行っています。費用は、ディーラーの6〜7割程度で実施できる場合が多いです。もちろんこのときメーカー保証箇所の不具合が見つかれば、民間工場などでも交換することが可能です。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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